平凡社新書
フーゾク進化論

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854565
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0239

出版社内容情報

フーゾク産業はどのように進化・発展してきたのか? この道30年のベテランが取材をもとに書き下ろす。闇の部分が多いこの商売の、戦後の出発から現在までを丁寧に調べた快作。

内容説明

「フーゾクは進化している。まるで生き物のように」。敗戦直後のRAAから出発したニッポンの戦後フーゾク。パンパン、赤線からソープ、ピンサロ、ノーパン喫茶、ファッションヘルス、ホテトル・マントル、出会い系サイト…。法の規制をくぐりぬけて、業界はしぶとく生きてきた。この道三〇年になんなんとするベテランが、取材をもとに書き下ろした一大絵巻。

目次

第1部 戦後フーゾクの誕生―敗戦から赤線廃止まで(RAAから始まる;パンパンと敗戦の風景;進駐軍の本音と建前;公娼制度の廃止と生き残り策;赤線が戦後フーゾクの枠組みを作った;一九五〇年代フーゾクの新しい波、アルサロ)
第2部 フーゾクの開花と進化―六〇・七〇年代の高度成長(戦後フーゾクの代表・トルコ風呂;店名にみるトルコ風呂の進化;浜松に生まれたステッキガール;アルバイト料亭;ネーミングで誘ったパンマ;新宿二丁目で流行したヌードスタジオ;ピンサロのサービス競争と全国への拡大)
第3部 ニューフーゾクの拡大―新風営法以後の新商法(ノーパン喫茶、のぞき部屋の衝撃;紹介系ニューフーゾク―ホテトル、マントル、交際クラブ;健康系ニューフーゾク―ファッションヘルス、性感マッサージ;新しい出会いを作るフーゾク―パーティ系、テレクラ、出会い系サイト)

著者等紹介

岩永文夫[イワナガフミオ]
1948年東京生まれ。風俗評論家。明治大学除籍。『新譜ジャーナル』編集長を経て、音楽評論、レコード・プロデュースなどを手がけ、80年代より夕刊紙、週刊誌等の風俗評論で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃の種

5
性欲と金のエネルギーとしぶとさはすごい2022/12/29

inokori

3
戦後の性風俗史概説書と言えるかも.類書は,例えば広岡敬一氏によるものなどが挙げられると思うが,直近の新風営法(風適法)による業界動向まで言及されている点が,新著の強み.改めて,性風俗(営業)がいわゆる「悪所」の解消に向かう一方で,逆に日常生活に瀰漫していく傾向にあることを思うと,規制の功罪──なにが社会的法益と言えるのか──が分からなくなった,というのが正直な気持ち.2009/04/12

ナツ

2
期待以上に面白かった。戦後の風俗店の変遷や進化、派生の様子がよくわかる!元々はトルコ風呂もソープランドも本番無しだったんですね!2020/04/23

2
ポツダム宣言を受諾してからほんの数日で上陸してくる米兵達の性処理場を作るための組織ができるとかもうビックリ。きっともう受諾する前から構想していたんだろうなあ。「花びら回転を初めて行ったのは19☓☓年△月、◯◯にあった☓☓というお店」と言う感じで戦後の風俗産業の歴史が細かく書かれていて感心したw2014/01/01

takao

1
ふむ2023/11/19

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