出版社内容情報
フーゾク産業はどのように進化・発展してきたのか? この道30年のベテランが取材をもとに書き下ろす。闇の部分が多いこの商売の、戦後の出発から現在までを丁寧に調べた快作。
内容説明
「フーゾクは進化している。まるで生き物のように」。敗戦直後のRAAから出発したニッポンの戦後フーゾク。パンパン、赤線からソープ、ピンサロ、ノーパン喫茶、ファッションヘルス、ホテトル・マントル、出会い系サイト…。法の規制をくぐりぬけて、業界はしぶとく生きてきた。この道三〇年になんなんとするベテランが、取材をもとに書き下ろした一大絵巻。
目次
第1部 戦後フーゾクの誕生―敗戦から赤線廃止まで(RAAから始まる;パンパンと敗戦の風景;進駐軍の本音と建前;公娼制度の廃止と生き残り策;赤線が戦後フーゾクの枠組みを作った;一九五〇年代フーゾクの新しい波、アルサロ)
第2部 フーゾクの開花と進化―六〇・七〇年代の高度成長(戦後フーゾクの代表・トルコ風呂;店名にみるトルコ風呂の進化;浜松に生まれたステッキガール;アルバイト料亭;ネーミングで誘ったパンマ;新宿二丁目で流行したヌードスタジオ;ピンサロのサービス競争と全国への拡大)
第3部 ニューフーゾクの拡大―新風営法以後の新商法(ノーパン喫茶、のぞき部屋の衝撃;紹介系ニューフーゾク―ホテトル、マントル、交際クラブ;健康系ニューフーゾク―ファッションヘルス、性感マッサージ;新しい出会いを作るフーゾク―パーティ系、テレクラ、出会い系サイト)
著者等紹介
岩永文夫[イワナガフミオ]
1948年東京生まれ。風俗評論家。明治大学除籍。『新譜ジャーナル』編集長を経て、音楽評論、レコード・プロデュースなどを手がけ、80年代より夕刊紙、週刊誌等の風俗評論で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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