内容説明
六〇年代に若者文化の象徴的存在となり、その後も美術の第一線でエネルギッシュに活躍する横尾忠則―彼が「隠居」を宣言した!隠居宣言とは何か?その目的は?それからどう変わったのか?さらに毎日の生活、健康と病気、故郷への想い、死についての意識まで、新しい生き方のヒントとなる一〇八の答え。隠居とは、肩の力を抜いた生き方!人生をより楽しく、より創造的にする。
目次
第1章 「隠居宣言」とは?
第2章 “隠居”の日常生活
第3章 病気は脱皮のチャンス
第4章 故郷への想い
第5章 あの世のこと
第6章 隠居は創造につながる
第7章 隠居のすすめ
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年兵庫県生まれ。美術家。1972年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロの各ビエンナーレに出品するなど国際的に活躍し、2006年にはパリのカルティエ現代美術財団で個展を開催し高い評価を得る。毎日芸術賞、紫綬褒章など受賞・受章多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とく たま
7
カラフルな仏画を描くスピリチュアルな漫画家という認識だった。けど有名な画家のようでしたm(_ _)m 人の隠居話など聞きたくもないってなもんなんだけと、歴史に名を残す人物の話を忌憚なく話されているのが興味深い。また人生に於いての身の置き所、心の施し方など、勉強になったと思う。2022/10/17
Humbaba
0
自分の本当にやりたいことをするというのは、非常に幸福なことである。若いころの場合には、今後の人生のあり方や、そもそもその時点でも金銭的に不可能、また、そうでなくとも周囲の目線を気にして思い切ったことをするのは難しい。だからこそ、隠居を宣言してやりたいことに撃ちこむという選択肢が意味を持つようになる。2014/07/27
nizimasu
0
横尾忠則さんの本だが、難しいアートの話は一切ない。老境をむかえた人生と日々を振り返る。108の質問に答えるという趣向。同じはなしが出てきてもどこか愛らしい。さながら芸術家よりもキャラクターに興味がわくばかり2012/01/29
ニャロメ
0
老後は隠居だな。2008/07/13