内容説明
ヨーガの目的は、心と身体をつなぐ「気」の統御であり、「足るを知る」東洋の叡智を獲得することである。ヨーガ歴四〇年に及ぶ思想家による画期的な入門書。呼吸法と姿勢を対話形式で平易に解説しつつ、ヨーガの思想と、それが世界に及ぼした影響を語る。六八点のイラストを参考に楽しくヨーガの基本を学ぶうち、いつしか心身一如の新しい知の世界が開けてくる。
目次
ヨーガとはなにか
第1部 ハタハ・ヨーガ(プラーナーヤーマまたは呼吸法;アーサナまたは姿勢と動き;ヨーガの健康概念と健康法)
第2部 ヨーガのより高い段階(ヨーガによる生き方または生きる道;ラージャ・ヨーガ;マントラ・ヨーガ、ラヤ・ヨーガまたはクンダリニー・ヨーガ;脱近代の知としてのヨーガ)
著者等紹介
北沢方邦[キタザワマサクニ]
1929年静岡県生まれ。構造人類学、音楽社会学、科学認識論専攻。桐朋学園大学教授、信州大学教授、神戸芸術工科大学・同大学院教授を経て、信州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
3
インド発の身体技法としてのヨーガについて、対論形式にしているが、内容はかなり本格的。個人的には、その要素を呼吸と瞑想、そしていわゆるヨーガとしての心身合一にあると思っている。ちょっとオカルト的な要素がついひくのだが、この本もちょいちょい出てくるのが残念。しかし、ヨーガを仏教や、気功、太極拳などの身体技法と結びつけて説明していて東洋的な手法のルーツとしての概観本としては有意義だと思うばかり2015/04/05
B B
2
面白い!だけど難しい!わからないの含めて好き。考え方が好み。2020/01/29
ジュリ
2
ヨーガはダイエットなど肉体を変えるのが目的なのではなく、精神を整えることが目的だ。精神を整えるのにポーズが役に立つそうだ。2013/06/02
るる
1
気を放つことができる人で、インドでは空中浮遊は割とあるらしいと言っちゃう。マジか。 ヨガはインドの宗教と通じてるものなんだな。2016/03/07
羊の国のひつじ
1
東洋医学はもっと怪しくてオカルト的なものだと思っていたけれど、そうではないんだな。後半の話は難しかった。ヨーガにもっと興味が湧いた、もっと知りたいという気にさせてくれた。2013/10/31
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