内容説明
グローバリゼーションのうねりの中、民営化は世界的な潮流となっている。日本もその拒み得ない流れの中にあるのだが、今行われようとしているのは、不合理で不経済な「構造改悪」ではないのか?この民営化で一体、誰が得をするのか?何が問題か、「正しい歯止め」をどうかけるのか、国際比較で考える。
目次
序章 民営化とは何か
第1章 小泉路線の道路と郵政の民営化
第2章 三公社民営化の成否
第3章 日本の手本となった国の民営化
第4章 世界の民営化の動き
第5章 民営化を検証する
著者等紹介
石井陽一[イシイヨウイチ]
1930年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部および経済学部卒業。大学卒業後、海外移住事業団(現JICA)に勤務、サンパウロ、リオデジャネイロ、サンフランシスコなどに駐在し、マドリード大学に留学。73年より神奈川大学助教授、のち教授。神奈川大学名誉教授、NPO法人トランスペアレンシー・ジャパン事務局長。ラテンアメリカ地域研究が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2024/01/12
バジンガ
2
民営化の負の側面のみに着目したメッセージ性の強い本です。ちょっと雑でした。2012/08/15
wang
0
過去の民営化の問題点をあげつらうばかりで、具体的な「誰が得をしたのか」が書かれていない。しかも結論は政治家や官僚が裏で得をしているという程度のあてこすり。それが東スポでも書けるイデオロギー的な憶測にすぎず、具体的な数字や調査があるわけではない。せめてそれらの調査をしてから本を書いて欲しかった。2012/05/11
CwariS
0
やおい。2012/04/06
メルセ・ひすい
0
9-22 本人も分かって無いんジャン! ムード先行の日本の民営化は、不合理で不経済な「構造改悪」ではないか? グローバリゼーションのうねりの中、民営化は世界的な潮流となっている。80年代後半以降に世界で行われた民営化に照らして日本の民営化を検証する。2007/09/07