内容説明
日本で最も人気のある仇討ち物語「忠臣蔵」は、刃傷の理由すら、いまだに不明のままという不思議な事件だ。松の廊下刃傷の真相から浅野、吉良の人物像、内匠頭切腹の現場を知る目付多門伝八郎の記録の真贋、赤穂浪士討ち入り当夜の実態、そしてドラマの原型を作った『仮名手本忠臣蔵』の脚本の背景にあるもの等々、当時の史料をもとに、事件の経過を読み解き、定説とは異なる真の史実を探り出す。
目次
第1章 松の廊下刃傷の真相
第2章 浅野内匠頭長矩の謎
第3章 吉良から見た忠臣蔵
第4章 忠臣蔵を作った男・多門伝八郎
第5章 討ち入りの真相
第6章 紆余曲折の後始末
第7章 『仮名手本忠臣蔵』の真相
著者等紹介
佐藤孔亮[サトウコウスケ]
1956年大分市生まれ。立教大学文学部史学科卒業。出版社勤務を経てフリーライターに。日本福祉大学非常勤講師。歌舞伎、落語など古典芸能に造詣が深く、また独自の視点から忠臣蔵の史料に取り組み、「忠臣蔵」に関しては芝居と史実の両面からアプローチを試みている。川柳作家、都々逸作家でもある
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感想・レビュー
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藤枝梅安
2
          
            著者は、名前だけ見ると中国史それも三国志専門かと思うようなお名前である^^;が、この人は歌舞伎や文楽が専門のようだ。うちの息子もこういう本を書くようになるのかなぁ。で、内容だが・・・。真相に迫ろうとしているのはわかるが、結局史実をたどるだけで、真相には迫っていない。最終章でとってつけたように歌舞伎の「忠臣蔵」の解説が始まり、この部分だけは専門だけあって、生き生きとした文章である。その前の章までは文章もこなれておらず、はっきり言って期待はずれであった。残念。2009/07/12
          
        DualBlueMoon
0
          
            歌舞伎はちょっと違うんじゃないかな。2018/10/10
          
        

              
              
              

