内容説明
群雄割拠、武将たちが戦いに明け暮れた戦国時代、さまざまな合戦のドラマがそこに生まれ、今日に伝えられてきた。しかし、「思い込み」と「思い入れ」による「俗説」が一人歩きをし、それぞれの合戦の真相は意外と伝わっていない。信長が今川義元を討ち取った桶狭間から、鉄砲で有名な長篠合戦、謙信・信玄両雄激突の川中島、天下分け目の関ヶ原や大坂の陣等々、戦国15大合戦の真実の姿を明らかにし、「天下人」中心の歴史観を打ち破る痛快な真説。
目次
奇襲にはばまれた天下取りという“神話”―今川義元と桶狭間の戦い
つくられた戦国合戦像とその裏側―上杉謙信と川中島の戦い
有名合戦の陰に埋もれた人たち―高天神衆と姉川の戦い
「騎馬軍団」という虚構―武田信玄と三方原の戦い
誤解だらけの“新戦法”―織田信長と長篠の戦い
日の当たらない集団の戦い―雑賀衆と石山・雑賀の戦い
戦術ではなく政略・戦略の勝利―織田水軍と木津河口の戦い
“無いものねだり”と“揚げ足取り”―明智光秀と山崎の戦い
もう一つの「天下分け目」―前田利家と賎ヶ岳の戦い
御用史観の舞台裏―徳川家康と小牧・長久手の戦い
武器が戦争のすべてではない―豊臣秀吉と備中高松城水攻め
三匹目のドジョウはいなかった―北条氏康・氏政と小田原籠城
「後ろ向きの予言者」たちの語る歴史―石田三成と関ヶ原の戦い
戦国最後の合戦の裏表―真田幸村と大坂の陣
褒められていない勝ち戦―松平信綱と島原の乱
著者等紹介
鈴木真哉[スズキマサヤ]
1936年横浜市生まれ。中央大学法学部卒業。防衛庁、神奈川県等に勤務し、在職中から歴史、伝記などの研究を続ける
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