内容説明
汚職はどこの国にも存在する、おそらく国家の成立とともに古い「病い」である。オリンピックやサッカーW杯、ODAなど、さまざまな利権にからんで起こる汚職の病理とは?世界で一番「汚れている」国はどこか?クリーンな国は?日本の腐敗度はどのくらいなのか?世界と日本の汚職を俯瞰し、汚職根絶の道を探る。
目次
第1章 ランキングでみる汚職の世界地図
第2章 個人汚職と組織汚職
第3章 地下経済と汚職
第4章 魚は頭から腐る―大物汚職
第5章 政府開発援助(ODA)と汚職
第6章 クリーンな国はどうしているか―オンブズマンと内部告発者保護
第7章 汚職を根絶するためには
著者等紹介
石井陽一[イシイヨウイチ]
1930年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部および経済学部卒業。大学卒業後、日本海外移住事業団(現JICA)に勤務、サンパウロ、リオデジャネイロ、サンフランシスコなどに駐在し、マドリード大学に留学。73年より神奈川大学助教授、のち教授。現在、神奈川大学名誉教授、常磐大学非常勤講師。スペイン語、ラテンアメリカ地域研究が専門
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感想・レビュー
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金吾
20
いろいろな汚職を読むことができます。日本は先進国の中ではかなり汚職国であるのが印象的でした。2025/10/21
スプリント
6
小さな汚職から大きな汚職まで全世界での事例を紹介しています。クリーン政治を標榜していたはずの大統領の汚職事件などもあり汚職は全世界共通の文化なのだと実感します。悲しい現実を知ることができます。2016/04/30
はにゅ
1
「世界の車窓から」の汚職版です。汚職を通して、各国の文化が分かっちゃいます。あうあう2006/10/26
inoshun
0
世界の汚職と日本の汚職を比較、検討すると共に、日本の汚職対策に提言をしている。一読の価値あり。




