内容説明
風韻、風雅、風情、風土、風流…。古来、広く歌や詩、俳句、小説、民謡などにさまざまな形で取り入れられ、ひとつの文化を形づくってきた「風」。自然にとどまらず、その意味は、生きかたや芸の極意など幅広い。そんな風に魅せられた自称「風来坊」&「風の狩人」がつむぎだす、四季折々の“風”をめぐる日本文学散歩。記紀・万葉から現代小説まで、果てしなく広く深い「風」の世界へようこそ。
目次
1 四季の風(春の風;夏の風;秋の風;冬の風)
2 いろいろな風(あさかぜ;おいかぜ;かぜだより;かぜのいろいろ ほか)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文芸春秋入社。「週刊文春」「文芸春秋」編集長などを経て現在作家
荒川博[アラカワヒロシ]
1931年東京浅草生まれ。川崎汽船を経て運輸省航海訓練所入所。進徳丸、青雲丸、海王丸の各船長、航海訓練所所長などを歴任。現在「週休七日を楽しむ会」会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。