内容説明
本当に住みよい家を求めるなら、ぜひとも民家に足を踏み入れてみよう。木の持つ資質、間取りの自在さ、建具のしつらえなど、幾世代にも受け継がれた家には、長く住むためのヒントがいっぱい。住宅建築の第一人者が教える、家づくりの知恵。全国を歩いて発見した、理想の住まい。日本の家の底力を知る一冊。
目次
序章 二〇世紀、前半と後半の断絶
第1章 民家に見る造りと暮らしの知恵
第2章 敗戦と「新時代」住宅
第3章 家は住み手の手から奪われた
第4章 家に風土性を取り戻す
著者等紹介
吉田桂二[ヨシダケイジ]
1930年岐阜県生まれ。建築家。東京美術学校(現東京芸術大学)建築科を卒業。連合設計社市谷建築事務所代表。2000軒以上の家を手がけ、日本住宅建築の第一人者として活躍中である
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感想・レビュー
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Yohdel
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民家の進化がざっくりと読める本 「住まいは夏を旨とすべし」とか言うらしいけど、寝殿造りが寒そうで寒そうで。平安時代に行って障子の存在を教えてあげたい2012/06/07
クウ
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この作者ともし話す仲であったのであれば自分とはとても気が合う仲になったと思う。 民家と呼ばれる昔の家の様式や良さ、悪さを政治的・生活的・経済の変遷などの色々な観点から読み解き、また現代住宅や簡単な他国の住宅の変遷などと対比して最終的に今後住宅はどうあるべきかが書かれた名著。 民家の様式について全く知らないど素人だったが、すらすら読み進めれた。今後自分の研究にもつなげたいため色々メモを取りながら読んでいったが、教養のためと割り切れば建築学生や建築に興味のある人にぜひ見てほしい本2021/04/14
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