内容説明
「英語は例外が多すぎる」「非論理的で、丸暗記するしかない」というのは本当?でも英語の成り立ちから考えると、ぜんぶちゃんとリクツが通るのだ。“You is right.”“Me is cold.”なんてものまで―。破格の英文にもワケがある。あなたの英語理解力を確実にアップする、痛快謎解き本。
目次
第1章 英語は八頭身美人がお好き
第2章 「時は金なり」とはいうものの
第3章 厚化粧・薄化粧
第4章 彼女にはitがあり、英語にもitがある
第5章 再帰代名詞は再起代名詞それとも再起不能代名詞?
第6章 「the滅」と「不定冠死」:冠詞の不思議
第7章 「お気に召すまま」as you likeとas you like it
第8章 コンマの恐怖
第9章 動詞はどうしよう(動詞様)もござらん
第10章 「不定詞=(to不定詞+原形不定詞)÷2」の法則
第11章 alwaysの‐sって何?:副詞の怖さ
第12章 前置詞は全治師ゼウス:前置詞は万能か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
脳疣沼
1
一見例外だらけでデタラメにみえる英語の法則も実はちゃんと説明することが出来るのだという趣旨なのだが、その説明というのが英語の成り立ちの歴史を振り返って説明するというものなので、あんまり現在の英語学習には役立ちそうになかった。様々な言語と比較しつつ、その成り立ちを調べていくのは、それはそれとして知的好奇心をくすぐるが・・・。2014/04/08
おおにし
1
謎解き・英語の法則という副題であるが、英文法のトリビア集という感じの本。気に入った例文を引用;"Preposition is a word which we cannot end a sentence with."(前置詞とは文の最後に置いてはならない言葉である)・・・これには笑えますね。2011/06/09
ihatov1001
0
英語の「なぜ」を言語学的かつ英語史的に紐解いた良本です。色々興味深い知識が散りばめられていますが、全てを理解するのにそれ相応の英語力が試されるなとも思いました。時折現れるダジャレは無くても良いかもしれません。2020/07/05