平凡社新書<br> 日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン

平凡社新書
日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582850451
  • NDC分類 682.1
  • Cコード C0220

内容説明

日本の古代の国道は、どんな道路だったと思いますか?曲がりくねった幅の狭い道路?ところが違うのです。奈良時代・平安時代前期のわが国には、「まっすぐで、幅の広い」計画道路が張り巡らされていた!共同研究が明らかにする、常識を覆す全貌を明快に解説し、実例の写真・図版資料を駆使して、「探し方のノウハウ」も公開する。あなたも探してみませんか、と誘う歴史地理学最前線によるユニークな古代史入門。

目次

プロローグ 計画道路の「発見」
第1章 古代の道路と交通制度
第2章 古代道路の探し方
第3章 計画道路の形成―大和
第4章 古代の大動脈―山陽道
第5章 道路網の再編―東国
エピローグ これからの古代道路研究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

30
日本の古代の道路はどんな道路だったと思うだろうか。 近年の研究で、日本の道路は町と町を繋ぐ幹線道路は、道幅12メートルもある立派な道幅を誇り、場所によっては縦に10kmもまっすぐに延びた道が全国に繋がっていたと言われるとどうだろう。 こうした古代の道路が実際に存在したことが発掘などを通して証明されている。この道路は駅で繋がれ、人やものを馬やロバが運び、それこそ人の行き来や情報の行き来が行われ文化圏が形成されていった。 古代にも道路があり、そこにはルールがあり、都市と都市を結んでいた。2019/06/19

中年サラリーマン

9
KAWASAKI工場の前の直線道路が古代道路の跡だとは知らなかった。山陽道があついな。兵庫から岡山あたり。ふらっと出かけてみるかな。2013/11/17

Hiroki Nishizumi

3
副題の「律令国家のアウトバーン」が良く分かる興味深い本。なぜこれ程の土木工事が上手く行き、そして衰えたのかなどはまだまだ謎らしい。2014/11/09

おらひらお

3
2000年初版。古代史研究者による古代道路研究の概説書。発掘調査に頼らない古代道路の探し方の方法も提示されています。関心がある方はご一読をお勧めしますが、最終的な確認は発掘が必要なようです。もちろん、道路推定地かどうかを事前に把握するだけでも調査はやりやすいですよね。2013/06/07

アンゴ

2
★★★★☆あなたも探してみませんか? 奈良時代を中心とした律令国家下に建設された古代のアウトバーンである官道について地域の歴史研究家から自由研究の中高生まで幅広い対象に総論として基本知識や資料の入手、具体的探し方など惜しみなく披露し、裾野を広げることで、新たな発見に繋がればと目論んでるが、確かに痕跡にさえ気づけば地域住民の方が有利なのは間違いない。著作から15年経って、GPSやGoogleアースなど一般に使える技術の進歩と市街地開発による痕跡消去。どれくらい発見里程は延長されたのだろう。2014/04/30

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