出版社内容情報
日本一過酷と言われる山岳レース「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」。富山県魚津の日本海から日本アルプスを縦断し、静岡市大浜海岸の太平洋に至る約415kmの距離を、制限時間8日間で駆け抜けるエクストリームなレースだ。そのTJARで「4日17時間33分」という大会新記録で初優勝したのが土井陵だ。
TJAR優勝者はよく「王者」と言われる。複合的な力量が必要とされる山の世界で、本来ならばなかなか使われない言葉だが、あえてそう呼ばれている。そこには山の技術や経験値、体力、走力だけでは測りきれない、別の力を有する者としての敬意が込められている。そして2024年夏、土井は見事首位でフィニッシュし、2度目の優勝を果たした。
国内外の有名なレースで目覚ましい戦績を残し、今や“山のフロントランナー”といってもよいほどの名声を得たが、頂点に辿り着くまでには数々の困難があった。それらにどう立ち向かい、乗り越えてきたのか。
そしてトップを極めた今、トレイルランニングから得たものは何か――。
この先の目標は――。
土井の挑戦を傍らで見続けてきた著者による待望の「土井陵本」。
アスリートの真髄に迫る一冊。
【目次】
第一章TJARで二度目の覇者になる
RACE
真意
第二章王者への道のり
TEAM
MOUNTAIN
大会後インタビュー
[TJAR2021(2020年度の代替大会)]
[TJAR2022]
[トルデジアン2023]
第三章家族の肖像
両親の眼差し
兄が語る弟のこと
妻から見た夫のこと
第四章仲間とライバル
小原将寿
大瀬和文
福井哲也
第五章巻き込む力
創出
幸福の循環
土井陵からのメッセージ
内容説明
日本一過酷な山岳レース「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」で二連覇を果たした土井陵。山岳アスリートとしてトップに登り詰めたいま、その頂からは何が見えるのか―。土井陵本人への取材のほかに、彼を支える家族、彼を理解する仲間たちの視点を交えながらまとめた一冊。
目次
第1章 TJARで二度目の覇者になる(RACE;真意)
第2章 王者への道のり(TEAM;MOUNTAIN;大会後インタビュー)
第3章 家族の肖像(両親の眼差し;兄が語る弟のこと;妻から見た夫のこと)
第4章 仲間とライバル(小原将寿;大瀬和文;福井哲也)
第5章 巻き込む力(創出;幸福の循環)
著者等紹介
千葉弓子[チバユミコ]
東京都生まれ。美術大学を卒業後、2001年よりマーケティングや広告クリエイティブ関連の出版社にて雑誌、書籍の編集ライターとして活動。2014年よりトレイルランニングやハイクにまつわるヒューマンストーリーをテーマにしたウェブマガジン「グランノート」を主宰。「山と溪谷」など山岳系雑誌への寄稿、スポーツグラフィックマガジン「Number」でインタビュー記事などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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