出版社内容情報
ワーズワス、コウルリッジ、キーツ……自然に対する賛美や異国への憧れにあふれた詩の数々を、当時の社会情勢とあわせ読みとき、ロマン派詩人たちの豊かな世界観を堪能する。
内容説明
詩人たちは世界をどのように捉えていたのか。ワーズワス、サウジー、コウルリッジ、キーツ―激しい変化の時代に生まれた新たな世界観とのちの世代にもたらした影響を詩のテクストから読み解く。
目次
第1章 彼岸の世界をどう描くか―ダンテとワーズワス
第2章 『序曲』における『失楽園』の変容
第3章 ロマン主義とエンターテインメント―ロバート・サウジー『タラバ、悪を滅ぼす者』をめぐって
第4章 「クブラ・カーン」における楽園のイメージ
第5章 ワーズワスの「クブラ・カーン」批判と「自然への敬虔の念」
第6章 古代ギリシアへの憧憬―キーツと想像力
第7章 時間についての探求物語―ワーズワスとエリオット
第8章 ロマン主義へのアンビヴァレントなまなざし―ルイ・マクニースの詩と詩論
終章 戦争へのスタンス―T・S・エリオットとマクニース
著者等紹介
道家英穂[ドウケヒデオ]
1958年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、専修大学文学部教授、イギリス・ロマン派学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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