出版社内容情報
『星の王子さま』の翻訳者が、サン?テグジュペリの著作から選りすぐった名言の数々を原書の愛らしい挿絵とともに紹介。現代に通じる「生きるヒント」を探る。贈り物にも最適。
内容説明
「人間たちが探しているものは、たった一輪のバラとか、ほんの少しの水のなかに、ちゃんと見つかるものなんだよ…」サン=テグジュペリが綴った、目には見えない、ほんとうに大切なもの。人生にそっと寄り添う53の言葉。
目次
人間について
愛について
人生について
仲間・友人について
仕事について
社会について
歴史・人類・自然について
ものの見方について
著者等紹介
稲垣直樹[イナガキナオキ]
愛知県生まれ。東京大学大学院修了。パリ大学にて文学博士号取得。日本翻訳家協会より日本翻訳文化賞受賞。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
84
「星の王子さま」だけでなく「夜間飛行」「人間の土地」「城砦」などの名言から、サン=テグジュペリの人生や考え方を辿る心に響く一冊である。子供の頃に読んだ時、「大切なことは目に見えない」「絆」などとともに、キツネの「飼いならす」という単語が妙に印象的だったのを思い出す(内藤濯・訳)。稲垣先生は、それを「なじみになる」と訳している。バラの花が妻コンスエロだと気付いたのは、大人になってからの再読だった。宮崎駿監督がサン=テグジュペリの大ファンで「紅の豚」や「天空の城ラピュタ」にその思いが投影されていることを知る。2021/03/08
こまり
23
星の王子さまだけではなく、夜間飛行、南方郵便機、人間の土地、城砦などからいくつもの引用があり、その解説が書いてある。バラの花は妻だったのかと、この本を読んで初めて知った。サン=テグジュペリの個人的な体験と時代背景を知らなければ、彼の物語の本当に意図する所には近付けないような気がした。あらためて今、こんな時代だからこそ読みたいと思う。また、宮崎駿がそれ程までに影響を受けていたことに驚いた。ラピュタや紅の豚を再度見たくなった。生きるヒントになるかどうかはわからないけど、なるほど!とすごく納得出来た気がする。2021/05/28
おかもと
0
城砦、読んでみたいですね…2023/03/25
神谷孝信
0
生き方の参考にと読み始めたが、物語の断片を解説されていて、余り響くものが無く、途中放棄した。12021/01/27
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