ケイレブ―ハーバードのネイティブ・アメリカン

個数:
  • ポイントキャンペーン

ケイレブ―ハーバードのネイティブ・アメリカン

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 01時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582837919
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

初期ハーバード大学には先住民インディアンの学生がいた――史実を軸に白人キリスト教少女の目を通しアメリカ社会を浮き彫りにする。鴻巣友季子さん推薦!
「弾圧をはねのけ「知」の光へと向かうケイレブとベサイアの魂は今も生きている!

初期ハーバード大学にはネイティブ・アメリカンの学生がいた――史実を基に白人キリスト教少女の目を通しアメリカ社会を描いた全米ベストセラー小説。
各紙誌絶賛! 全米ベストセラー、待望の邦訳!!

これほど味わい深い作品はない……ブルックスは、しなやかな筆致で含蓄のある小説を書く当代屈指の作家として知られる。その評判は本物だ。――ニューヨーク・タイムズ

ブルックスは、ベサイアの目を通して植民地時代のアメリカを描く。17世紀の言葉遣いを忠実に再現した語りは、読者を物語の時代に引き込む。――ニューヨーカー

驚くべき想像力……ブルックスはケイレブに関する数少ない資料を基に、美しい物語を構築した。――ボストン・グローブ

ブルックスが作り上げたベサイアの人物像が魅力的だ……その姿は、現代アメリカに暮らす女性たちの奮闘に通じるものがある。――ロサンゼルス・タイムズ

登場人物は魂の問題に絶えず向き合う。その困難な道のりは、過酷で果てしない。――ワシントン・ポスト

解題:森本あんり(国際基督教大学教授)


初期のハーバード大学には先住民インディアンの学生がいた──史実を軸に白人のキリスト教徒の少女の目を通しアメリカ社会を浮き彫りにする全米ベストセラー小説。オバマ元アメリカ大統領絶賛!

ジェラルディン・ブルックス[ジェラルディン ブルックス]
著・文・その他

柴田 ひさ子[シバタ ヒサコ]
翻訳

森本 あんり[モリモト アンリ]
著・文・その他

内容説明

初期ハーバード大学にはネイティブ・アメリカンの学生がいた―史実を基に白人キリスト教少女の目を通しアメリカ社会を描いた全米ベストセラー小説。

著者等紹介

ブルックス,ジェラルディン[ブルックス,ジェラルディン] [Brooks,Geraldine]
オーストラリア生まれ。シドニー・モーニング・ヘラルド紙、ウォールストリート・ジャーナル紙の記者として活動後、作家へ転身。2006年発表の“March”(『マーチ家の父―もうひとつの若草物語』武田ランダムハウスジャパン)でピュリッツァー賞受賞。ジャーナリストの夫トニー・ホルヴィッツと米国マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島に暮らす

柴田ひさ子[シバタヒサコ]
同志社女子大学大学院文学研究科修士課程、米国バベル翻訳大学院修了。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

70
17c、初期のハーバード大学の目標にインディアン教育があり、ケイレブというワンパノアグ族の青年が卒業する。 その事実がまず驚きです。 でも、主人公は彼と親交深かった女性、当時の、女性に学問はいらない、という風潮に苦しみます。 後半面白い。 憧れる学問、というのが、ラテン語やギリシャ語の読解、というのが微妙2022/07/13

ち~

36
17世紀、イギリスが入植して間もない時代に、ハーバード大学を初めて卒業した、先住民(ワンパノワグ族)の実在した青年ケイレブを題材にしたフィクション。実はほぼフィクション。勉学に興味を持つ、宣教師の娘ベサイアの視点から、2人の交流を軸にケイレブがいかにイギリス社会に溶け込んで行ったかを語られるが、後半は男性中心社会で、勉学も主張も許されない女性の在りように焦点が移っている。両者の宗教観、先住民を改宗させていく経緯などは興味深く読めたが、結局は意外な結末を迎えたケイレブに、とてもザラッとした読後となった。2019/01/23

星落秋風五丈原

35
表紙に描かれているのはタイトルロールのケイレブだ。しかし彼は単に立っているのではない。本を開いてみるとわかるが、もう一方の端には女性がいて彼をじっと見つめている。本書の語り手ベサイアだ。名前の意味は“エホバの僕”、彼女は架空の存在。本作は全三章から成る。第一章は15歳、第二章は17歳、そして第三章は70歳のベサイアが語り手を務める。15歳の彼女は現在のマーサズ・ヴィ二ヤード島で、ケイレブと出会う。もともといたのはケイレブたちネイティヴ・アメリカンなのに祖父は彼等を監督し、父は彼等にキリスト教を教える。2019/01/07

いろは

20
サミュエルがベサイアに「好きだ」と言って口づけする場面では思わず、「あー!」と叫んでしまった。それほど、驚きの展開でドツボにはまった。それにしても、ベサイアとサミュエルのツンデレぶりには笑える。ノア・メリーかサミュエル・コールレットのどちらと人生を共に歩みたいか。私は、サミュエル・コールレットを選ぶ。生活は貧しいけれど、書物や思想や会話に囲まれた生活は、とても豊かだと思う。この作品では、文化、宗教、価値観、差別等を乗り越える輝かしい人間達が描かれている。私も、ベサイアのように、強く、正直に生きていきたい。2019/03/26

湖都

15
初期ハーバード大学を卒業したネイティブ・アメリカンの物語という肩書を持つ本書だが、実際には「その友人ベサイアの物語」だろう。英国人移民を両親に持つベサイアの一人称で物語は展開し、彼女の知識欲や当時の抑圧された女性の姿を熱心に描いているように見える。実際、大学在学中のケイレブの描写はごく僅か。そもそも全体的にケイレブの気持ちがわかりづらいのだ。しかし、未開のインディアンに文明をもたらしたというのではなく、先住民達が元々持っていた大きな恵みを葛藤のうえ捨てて他の考えを取り入れたという本書の捉え方は良いと思う。2019/07/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13194319
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。