内容説明
国境なき食欲、おいしいごはんを求めて東へ西へ。カリブの芋棒、砂漠の芋虫、パンの実と探検隊の缶詰、くじら汁に人食い、修道院のお菓子、フリカケにチョコレート―世界のお皿には人々の記憶と物語がいっぱいつまっている。ドミニカからロシアまで、七つの海を越えて綴られる奇妙奇天烈御馳走奇譚。
目次
スパンコールの海(碧緑芳香島;鱈の世界旅行 ほか)
探検家の食卓(パンの実奇譚;虫めづる人々 ほか)
記憶の皿(つらら食い;心残りの一皿 ほか)
国境の匂い(国境の匂い;フリカケの存在意義 ほか)
著者等紹介
中村和恵[ナカムラカズエ]
1966年生まれ。東京、札幌、モスクワ、メルボルン、大阪、ロンドンなどに移り住む。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程中退。現在、明治大学教授。小説、詩、批評、翻訳など幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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