出版社内容情報
「新古今」編纂、中世屈指の歌詠みとして生き、隠岐流刑の最期をとげた後鳥羽院とは何者だったのか。「歌帝」の真実を追究した評伝。
内容説明
文武に秀で、「新古今」編纂という大事業を成し遂げ、中世屈指の歌詠みとして生きながらも、隠岐流刑という最期を遂げたその波瀾の生涯の真実を、膨大な数の歌の読み込みから追究した、渾身の書き下ろし評伝。
目次
歌帝誕生
登極から譲位まで
蘆田鶴の雲路
無双の相物
長高・幽玄・有心
長柄の文台
鴻徽はばたけど
障子絵の歌
おどろがした
思惑のはざま
建保の浦風
承久撹乱
あなしの風
時のわだち
桂に鳴く鹿
すすきの稈
藻塩草今生
著者等紹介
松本章男[マツモトアキオ]
1931年、京都市生まれ。京都大学文学部文学科卒。著述業、随筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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