内容説明
カラー・スキーム(色彩設計)を発案し、ボーダー(花壇)を発展させた英国を代表する女性園芸家による造園学のバイブル本。花の色彩を巧みにアレンジした庭園デザインの精華。
目次
ある3月のスケッチ
森―ウッドランド
春の庭
春と夏の間
6月の庭
宿根草ボーダー
7月の宿根草ボーダー
8月のボーダー
花壇用の植物
9月の宿根草ボーダー
森や林の縁取り
さまざまな色彩の庭
つる植物
鉢植え植物
庭の絵
美しい果樹園
冬の色彩
植栽のデザイン
著者等紹介
ジーキル,ガートルード[ジーキル,ガートルード][Jekyll,Gertrude]
1843‐1932。園芸家、画家、美術工芸家、著述家。ロンドンの裕福な家庭に生まれる。ジョン・ラスキンの思想的影響を受けて美術を学び、画家・美術工芸家として独立。数々の作品を手がけたが、生来の眼病の悪化により活動を中止する。一方、若い頃からアマチュアの園芸家として植物の栽培・品種改良・ガーデニングを行う。自然風の植栽を好み、ウィリアム・ロビンソンとともにイギリス自生の植物に目を向けた庭づくりを提唱した。建築や地域文化にも造詣が深く、エドウィン・ラッチェンスに設計・建築を依頼した自邸マンステッド・ウッドは、アーツ・アンド・クラフツ様式の建築として有名。後半生は、色彩を重視した植栽設計で知られるガーデン・デザイナーとして活躍し、2000を超えるガーデン・プランと15冊の著作を残した
ビスグローブ,リチャード[ビスグローブ,リチャード][Bisgrove,Richard]
1944‐。造園家、園芸家、庭園史研究家。レディング大学講師。英国園芸学会評議員。レディング大学で園芸学、ミシガン大学でランドスケープ・アーキテクトを学ぶ。フロリダで造園家として活動後、レディング大学で教鞭をとる。長年、英国庭園史学会評議員、ナショナル・トラスト庭園審査委員を務め、歴史的な庭園の復興・管理のコンサルタントを行う。著書にThe Gardens of Gertrude Jekyllなどがある。2004年に英国王立園芸協会より、園芸教育、ガーデン・デザイン、植物調査研究への貢献によってヴィーチ記念メダルを受賞
土屋昌子[ツチヤマサコ]
長野県生まれ。恵泉女学園短期大学園芸生活学科、慶應義塾大学通信教育課程(文学部・美学専攻)卒業。1987年より2004年まで恵泉女学園短期大学副手(副舎監)。財団法人ミチ・カワイ・クリスチャン・フェローシップの奨学金によりノースウェスタン・カレッジにて国外研修(1998年7月~1999年6月)。現在恵泉女学園総務部企画室勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。