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内容説明
「21世紀の向田邦子を作ろう」というキャッチフレーズのもと開講されたシナリオライター養成講座『久世塾』。一流講師陣による特別講義録。
目次
朝礼 先生ではなく、久世さんと呼んでください。(久世光彦)
1限目 人生には必ず波がやって来るときがあります。(大石静×久世光彦)
2限目 どん底であるほど、ていねいに生きることです。(内館牧子)
3限目 正直でわがままな人だけが生き残るのです。(竹山洋)
4限目 転んだらとりあえず「おいしい」と思う。(青柳祐美子)
休み時間 みんな本当は今の時代に不自由しているんです。(糸井重里)
5限目 真理というのは関係性のなかにあります。(山元清多)
6限目 自分を騙した相手のいじましさに惚れることです。(金子成人)
7限目 人を「感心」ではなく「感動」させることです(小林亜星)
放課後 僕は人の傷痕に突っ込んでいくのが大好きなんです(笑)。(糸井重里×久世光彦)
久世塾とはなんだったのか?(南川泰三)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NагΑ Насy
2
シナリオ教室のゲストスピーキングをまとめて本にしましたというかたちの本。どん底でこそ日々の生活をていねいにしなさいっていうのは、すごく、ぐっと来た。2009/10/05
ミメイ
2
☆4モノを創るということへの情熱に打たれます。プロというのはやはりすごい。自分の「生半可」ぶりを思い知らされるけれど、でも、よしっ、というファイトが湧いてくる本。脚本家だけではなく全てのモノ創りをする人にオススメ。2008/05/16
葛
0
久世光彦、大石静、内館牧子、竹山洋、青柳祐美子、糸井重里、山元清多、金子成人、小林亜星、奥山侊伸、清水曙美、南川泰三、やまだないと 2007年2月19日初版第1刷発行 発行者、下中直人 発行所、株式会社平凡社 装幀、岡本洋平(岡本デザイン室) 協力、久世塾運営事務局 印刷、藤原印刷株式会社 製本、株式会社石津製本所2017/12/09
ベータケ(betake)
0
脚本家も大変だな。2016/09/15
彩也
0
『久世塾』なのに、久世光彦氏は最初と最後に少し登場するのみ。大部分は、シナリオ教室で実施されたゲスト脚本家講師の講演録。プロ志望向けの講義なだけに、かなり実践的。とはいえ、教室時代は2000年頃に開催されたもののため、例に出されるドラマ等はやや古い。講師の話はどれも興味深いが、一方で現在ドラマが振るわない理由もなんとなく感じとれる。脚本家たちが視聴率を重視する一方、久世氏は「視聴率だけじゃない」と言う。大御所だから言えたのだろうけれど、こういう視点を持つ人って、今、いるのかな。2012/02/16