出版社内容情報
ジャズ・ジャーナリスト小川隆夫氏と若き芥川賞作家・平野啓一郎氏の異色の語り下ろしです。平野氏が小川氏の著書『マイルス・デイヴィスの真実』を書評したことをきっかけに、ジャズが好き、小学生のときからギターを弾いていて学生時代にはバンド活動をしていたなどの共通点から、二人の対話は広がっていきます。
各章末に、その章をさらに楽しむための「セレクション」として、二人がアルバムを各2枚づつ(全5章ですので、一人10枚、計20枚)挙げています。
内容説明
ジャズを聴きたい!ジャズを聴きなおしたい!!ショパンとビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、創造力などをテーマに繰り広げるフリー・インプロヴィゼーション。
目次
1 「ジャズ」との遭遇(青年外科医、ニューヨークに行く;ヴィレッジ・ヴァンガードの入試に合格!? ほか)
2 ジャズの中のクラシック―ビル・エヴァンスのいた風景(ショパンとビル・エヴァンス;エヴァンスの小さな音 ほか)
3 「カッコよさ」の探求―マイルス・デイヴィスの描いた軌跡(「ブラック・ビューティ」―マイルスの黒人意識;ウイントンと「黒人地位向上委員会」 ほか)
4 すべては「リズム」から(格闘技のリズム、ジャズのリズム;パンチ、フェイント、ダッキング―マイルスのボクシング感覚 ほか)
5 ジャズはどこへ行くのか(批評のスタンス;「好き」こそすべての原動力 ほか)
著者等紹介
小川隆夫[オガワタカオ]
1950年東京都生まれ。整形外科医師、ジャズ・ジャーナリスト。東京医科大学卒業。ニューヨーク大学大学院にてリハビリテーション専攻
平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年愛知県生まれ。作家。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』(現・新潮文庫)で第120回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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