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TALKIN’ジャズ×文学

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582832907
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ジャズ・ジャーナリスト小川隆夫氏と若き芥川賞作家・平野啓一郎氏の異色の語り下ろしです。平野氏が小川氏の著書『マイルス・デイヴィスの真実』を書評したことをきっかけに、ジャズが好き、小学生のときからギターを弾いていて学生時代にはバンド活動をしていたなどの共通点から、二人の対話は広がっていきます。
各章末に、その章をさらに楽しむための「セレクション」として、二人がアルバムを各2枚づつ(全5章ですので、一人10枚、計20枚)挙げています。

内容説明

ジャズを聴きたい!ジャズを聴きなおしたい!!ショパンとビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、創造力などをテーマに繰り広げるフリー・インプロヴィゼーション。

目次

1 「ジャズ」との遭遇(青年外科医、ニューヨークに行く;ヴィレッジ・ヴァンガードの入試に合格!? ほか)
2 ジャズの中のクラシック―ビル・エヴァンスのいた風景(ショパンとビル・エヴァンス;エヴァンスの小さな音 ほか)
3 「カッコよさ」の探求―マイルス・デイヴィスの描いた軌跡(「ブラック・ビューティ」―マイルスの黒人意識;ウイントンと「黒人地位向上委員会」 ほか)
4 すべては「リズム」から(格闘技のリズム、ジャズのリズム;パンチ、フェイント、ダッキング―マイルスのボクシング感覚 ほか)
5 ジャズはどこへ行くのか(批評のスタンス;「好き」こそすべての原動力 ほか)

著者等紹介

小川隆夫[オガワタカオ]
1950年東京都生まれ。整形外科医師、ジャズ・ジャーナリスト。東京医科大学卒業。ニューヨーク大学大学院にてリハビリテーション専攻

平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年愛知県生まれ。作家。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』(現・新潮文庫)で第120回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tjZero

4
整形外科医でジャズ・ジャーナリストの小川さんと、作家の平野さんとの対談集。タイトルの”×”(掛け算)のように、両者のトークがクロスにクロスを重ねて、ライヴ演奏のようにグルーヴ感を加速。ジャズから始まり、フュージョン、ロック、クラシック、文学、絵画、建築まで…話題が拡散。どのジャンルも単体ではなく、他ジャンルや社会や時代とクロスしながら存在しているからこその面白さが、ふたりのジャム・トークから伝わってくる。それを受け止めてレヴューする際にも、ジャンル横断的な素養が欠かせない、と痛感させられた。2021/03/24

ふーぱお

2
音楽好きのおじさんが飲み屋で素人談義、もしくは売れてる小説家が小川先生を質問攻めにする?ような内容を読む前に勝手に予想していただけに気持ちよく裏切られた。両者の会話が理路整然としマニアック過ぎず、かつ知識のひけらかしも出過ぎず読みやすかった。個人的に平野啓一郎氏への好感度が上がった一冊。触れられている各ミュージシャンへのリスペクトも感じられました。続編があるならもっと音楽と文学を深堀りして欲しい!けどそれでは売れないか…2024/03/24

Shuhei Ueno

2
話も面白く、対談に特有の(特にアート系の、村上龍と中上健次の対談は辛かった)何言ってるのか分からん加減が全然なく、かといってくだらん話なんか一つもなく、そしてjazzへの愛情がよく伝わってくるというお手本のような対談。文学よりもロックの話が多く、そしてjazzよりもmilesの話が多いという。平野が凄すぎる。2015/07/10

おとしん

2
面白かった‼この本を読むと『JAZZが好き』と口にするのが恥ずかしくなっちゃう。それはお二人の願いとは外れた反応だと分かっていても…。それにしても平野啓一郎さん凄すぎ!ドラクロアの日記をフランス語で読んだことをさらりと言われたら凡人は泣くしかありませんね。2010/10/30

m.tapioka

2
この本は誰に向けて作ったのだろう……2009/05/26

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