オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582832334
  • NDC分類 372.359
  • Cコード C0037

内容説明

競争のない多様な学校、学校を選ぶ親の権利、教師の授業の自由―日本の教育を蘇らせる為に。

目次

第1章 百の学校に百の教育
第2章 オールタナティブスクールとその影響
第3章 競争のない中等教育
第4章 オランダのゆとり教育・総合学習
第5章 学校教育の質は誰が守る?
第6章 オランダの学校は今…移民教育と“教育の自由”
終章 何のための多様性

著者等紹介

リヒテルズ直子[リヒテルズナオコ]
1955年下関市に生まれる。九州大学大学院修了。専攻は比較教育学、社会学。81年から83年までマレーシア国立マラヤ大学に留学。オランダ人の夫とともに、83年から96年までケニア、コスタリカ、ボリビアに滞在。その間の現地観察記『地球を渡る風の音』(西日本新聞社)を97年に刊行。96年以来オランダ在住。99年10月より『オランダ通信』を刊行(2002年5月からはインターネット上にホームページを開設)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くぼ

7
覚えさせる教育が日本。考えさせる教育がオランダ。この違いがよくわかる内容だった。また、オランダの学校制度、外国語学習制度は日本と違い優れていると感じた。年齢をそれほど重視しない学校制度。複数の言語を大量の文章から学ぶ外国語学習制度。両者とも、とても興味深い内容だった。2011/05/16

チェ・ブンブン

6
えっ宿題ゼロ?じゃあ勉強しないのに出来る天才が多いの?ノンノン、オランダだって勉強しているんだぜ!家や学校で自主的に。そしてテスト問題は考えさせられるぜ。「あなたが1917年にスターリンに投票したロシアの労働者であったと仮定しなさい。そして、なぜあなたはスターリンに投票したのか説明しなさい。」あなたは解けますか?私が教師になったらこういう問題をテストに出そおっと!2013/05/21

りょうみや

4
個々の特性を伸ばすために競争よりも多様性を重視した教育。学校も自由に選べる。これがベストかはわからないが少なくとも日本よりははるかにベターと思える。画一的な教育よりも資金はいるだろうが、質の高い教育は投資なので、最終的には社会全体から見てこの方が安上がりになるだろう。オランダ国内でもどんどん増える移民と教育の問題の章もとても参考になる。2016/05/04

やしゅう(育休)5y+2y

2
比較教育学的視点で書かれた本を読んだのは、学生以来だ。久々の叙述中心の教育書で、オランダの歴史の記載には面食らいそうになったが、著者の子供の受けた教育を足がかりによく調べまとめられており、オランダの教育制度と教育行政について詳細に知ることができた。 教育の自由があり、学び方の自由があり、親が学校を選ぶ権利があること、本当に理想だ。早く日本でも、公教育でもオルタナティブスクールでも同一賃金で働くことができ、同じ授業料で学ぶことができるようになってほしい。勤める私にも、学ぶ子供にも、理想の教育を、と強く思う。2022/08/26

Keyhei

2
もともと興味があったが、来月オランダの学校を見学に行くこともあり、読んだ本。面白かった。2011/02/11

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