内容説明
お家、お城、宮殿と、どんどん願いごとが大きくなって…。広く親しまれているグリム童話の代表作を力強く描き出した絵本。
著者等紹介
ブラント,カトリーン[ブラント,カトリーン][Brandt,Katrin]
1942年、ドイツのホンブルク生まれ。幼いころは、ドナウ川左岸のウルム市で過ごし、ハノーバーで絵画とグラフィック・デザインを学んだ後、奨学金を得て、しばらくオランダで勉強した。やがて子どもの本のさし絵を描いて生計を立てるようになり、1967年に最初の絵本『こびととくつや』を出版。この絵本でドイツ児童図書賞、ボローニャ国際児童図書展賞を受賞。すぐに英国のボドリー・ヘッド社、米国のフォレット社で『こびととくつや』の英訳絵本が出て、好評を得る。『漁師とおかみさん』は彼女が絵をつけたグリム童話絵本のなかでも代表作のひとつといわれている。ウィーンの画家、グスタブ・クルト・ベックと結婚し、現在はドイツのボルフスブルクに住んでいる
藤本朝巳[フジモトトモミ]
1953年、熊本県生まれ。世界の絵本、昔話を研究するかたわら、子どもたちに絵本の開き読みをしながら読書普及活動も行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
10
この話を読んですぐにプーシキンの『きんのさかな』を思い浮かべました。 出典は同じ伝承なのでしょうか。 比べてしまうと、この『漁師とおかみさん』はがさつさを感じます。 『きんの…』ではおじいさんおばあさんなのに、『漁師と…』では若者。 夫婦の力関係がまだ若々しいのです。 絵を見ると人のよさそうなおかみさんと、気の弱そうな若い旦那が描かれています。 人間って欲でこうもかわってしまうのでしょうか。 極端なだけに笑っていられるのが救いです。 くれぐれも神様になろうなどとは思わないように。2011/11/21
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2025/08/18
うっきー
8
グリム童話のわりに 中国仕立てな絵本でした。2019/01/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
漁師はもの言う魚を助けるが、おかみさんはその魚に願い事をするように言う。どんどんエスカレートする願い事。最後に残ったものは?2018/11/02
透馬なごみ
4
最初はなんて心優しい漁師なのだろう、と思ったのにおかみさんが願い、それをサカナさんにお願いしに行く漁師はなんてヘタレなのだろう、と思ってしまった。おかみさんに言われて「いやだ」とはっきり言えばいいのに、と思ってしまうほど。海もどんどん汚れていく様子は人の心を表現しているかのよう。2014/04/06




