ペルシアの四つの物語

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582832105
  • NDC分類 929.91
  • Cコード C0098

内容説明

『王書』からは霊鳥に育てられた白髪の少年の英雄譚、王子様と王女様の愛のすれ違い『ホスローとシーリーン』、恋の狂気の悲劇『ライラとマジュヌーン』、七つの宮殿、七人の王妃の絢爛豪華な不思議譚『七王妃物語』。ペルシア文学の華のいちばん面白いところを読む。

目次

王書―サームの子ザールの誕生(フェルドウスィー)(白髪のザール;霊鳥スィーモルグ ほか)
ホスローとシーリーン(ニザーミー)(美女シーリーン;ホスローの肖像 ほか)
ライラとマジュヌーン(ニザーミー)(カイス、マジュヌーン(狂人)になる
恋の苦悩 ほか)
七王妃物語(ニザーミー)(バハラーム王子;ハヴァルナクの宮殿 ほか)

著者等紹介

岡田恵美子[オカダエミコ]
テヘラン大学文学部博士課程修了、文学博士。東京外国語大学教授、中央大学教授を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山猫

8
そもそもはライラとマジュヌーンについて知りたくて借りただけなんで(ハイ、ご明察の通り、クラプトンのあの曲がらみですよ)。七王妃物語の子供の頃読んだ「高い高い石の柱」を思わせるくだりは懐かしさすら湧いたのに、マジュヌーンは1stトライが挫けたくらいで、2ndトライに行かずになんでそうなる?的なお話で、ヨーロッパや東南アジアの物語に慣れていると、中近東の話にはついていきにくい。 特にバハムーンの最期については「城に残された者やこの世に遺される者(特に母)の気持ちを考えろ!」と言いたくなった。2018/07/05

ぽんくまそ

5
世界で最も繊細で華麗な文化の伝統を持つのはイラン人だろう。世界史への美的な寄与の意義はアケメネス朝ペルシア帝国の昔から重要である。ホメイニ以来の禁欲主義は自民族への極端な反動なのだと思う。玉よ花よ日よ月よ星よ風よ美女よ美酒よ英雄よと歌いまくるのが本来のイラン=ペルシアだ。例える表現がいちいち大げさやけど、大げさでええやん。源氏物語と同時期の詩人フェルドウシー1作と、平家物語と同時期の詩人ニザーミー3作から成る。イランの人たちにとっては知ってて当然な作品らしい。遅まきながら知れて良かった。2021/06/08

rinakko

1
ペルシア文学の雰囲気を、少しずつ摘まんで味わう感じ。『七王妃物語』はもっと読みたいなぁ。『王書』の続きも気になる。あと、ペルシア・ミニアチュアを楽しめるのがよかった。2013/02/22

sa-ki

1
ペルシア文学の入門にちょうどよかった。挿絵のミニアチュアがペルシアの雰囲気たっぷり。私はロマンスよりも神話や伝説のほうが好みみたい。というわけで、次は「王書」を読みたい。2012/02/21

Kazuyuki Koishikawa

1
マジュヌーンのおちがひどかった。ハッピーエンドになると思ってたらそうでなかったが、そんなんで写本とか作って読み伝えられるのか。2012/02/05

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