うさぎのくにへ

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784582831528
  • NDC分類 E
  • Cコード C0071

内容説明

ここはみどりの森のなかむくむくちゃんとぷくぷくちゃんとほうにくれて草のうえこれからいったいどうしよう…。ちいさなふたごの子どもたちが迷い込んだのは、うさぎのくにでした。版を重ね、読みつがれてきた、あそび心あふれるオルファースの愛らしい絵本。

著者等紹介

オルファース,ジビュレ・フォン[オルファース,ジビュレフォン][Olfers,Sibylle von]
1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の制作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本の傑作として長く読みつがれている

秦里絵子[ハタリエコ]
東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

108
森番のお父さんがきのこ狩りをしている間にうさぎに拾われた子供たち。そのままうさぎの家の一員となり、うさぎの服を着せられ、うさぎの子供たちと遊ぶという夢のようなひと時を過ごす。その溶け込んだ描写は自然体で可愛らしい。森の景色から動物の仕草に至るまで精緻に描きこまれたオルファースの作画は優しさに満ちており、誇張や虚飾を排した落ち着いた色調とタッチにより、自然の美しさや動物たちの愛らしさが自然な形で浮かび上がる。発刊百年を経た現在でも古びた印象を与えない。リズミカルな優しい文体も大いに読み聞かせ向きと言えそう。2024/11/29

Kawai Hideki

72
短い詩のような絵本。母さんウサギの早とちりから、ウサギの家族に仲間入りすることになった人間の双子のお話。ウサギの子供達は不満顔。双子を敵対視したり、双子を連れてきた母ウサギに猛抗議したり。でも、お母さんが双子のためにウサギのコスチュームを作ったことで、ひとまず一件落着。双子は、ウサギの子供達と一緒にイチゴを食べたりしながら成長する。ところが、そんな、人間とウサギの共同生活も長くは続かなかった。人間の猟師に見つかって・・・。最後はスパッとした終わり方。えっ、あっ、そう。良かったね・・・。2016/07/03

小夜風

26
【図書館】「ねっこぼっこ」がとっても素敵だったので、またオルファースの絵本を♪こちらも…素敵です♪♪♪森の中で双子のむくむくちゃんとぷくぷくちゃんは通りかかった母さんうさぎに連れられてうさぎの国へ行きます。双子ちゃんとうさぎの子どもたちの表情がもう可愛くて可笑しくて♪なんて愛らしい絵本でしょう♪挿し絵の上の装飾画も素敵です♪2014/06/17

gtn

21
幸せな一家とは、おめでたい一家のことをいう。2020/08/12

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

19
小さな双子の子ども(むくむくちゃんとぷくぷくちゃん)が、お父さんが目を離したすきに、うさぎのお母さんに保護されウサギの国へ。うさぎの子どもたちに変と言われ、ウサギのお母さんはうさぎの服を作って着せてくれました…。お父さん目を離しちゃだめですよ! オルファースの残した貴重な8冊の中の1冊です。2021/04/01

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