内容説明
地中海140日間の船上生活!カプリ、シチリア、トリエステ。海峡を越え、静寂の湾に入り、そして母なる港へ。もうひとつのイタリアに出会う、贅沢な海の時間。
目次
第1部 イタリア半島西側航路(サンレモ(リグリア州)―ポルトフィーノ(リグリア州)
ポルトフィーノ―エルバ島(トスカーナ州)
エルバ島―エメラルド海岸(サルデーニャ島) ほか)
第2部 イタリア南部航路(カプリ島―エオリエ諸島(シチリア島)
パレルモ(シチリア島)―タオルミーナ(シチリア島)
タオルミーナ―バーリ(プーリア州) ほか)
第3部 イタリア半島東側航路(トレミティ―ペスカーラ(アブルッツィ州)
ペスカーラ―ラヴェンナ(エミリア・ロマーニャ州)
ラヴェンナ―ヴェネツィア(ヴェネト州) ほか)
著者等紹介
内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業後、イタリア日刊紙〈La Stampa〉日本支局に勤務。89年、ニュースエージェンシー、ウーノ・アソシエイツを設立、最新のイタリア情報をもとに企画・取材活動を行う
ピズ,シルヴェリオ[ピズ,シルヴェリオ][Pisu,Silverio]
1937年ローマ市生まれ。童話作家、脚本家、映像プロデューサー、声優と多種多様な職種をこなす。自作自演の朗読絵本シリーズ、“Fiabe Sonore”(Fabbri Editori刊)はミリオンセラー。年間3ヵ月を船上で暮らす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヴェネツィア
253
帆船ラ・チチャ号を駆ってイタリア半島を反時計回りにぐるりと、リグリア海からアドリア海への航海の旅。サンレモを皮切りに、エルバ島、シチリア、プーリア、ラヴェンナ、ヴェネツィアを経てトリエステへ。12の航路を描いてみせるのだが。企画はいいと思う。羨ましくもある。140日もの地中海生活はさぞや楽しいことだろう。ところが、これを読んでいてその楽しさが今一つ伝わってこないのだ。内田洋子さんの本にしてはどうしたことだろうか。共著者のシルヴェリオ・ピズ氏が面白くないのだろうか。童話作家にしては伝えるのがヘタなのだ。2017/04/28
どんぐり
87
〈ラ・チチャ〉と名付けられた木造帆船で海からイタリアを見る旅のエッセイ。共著となっているが、書き手はシルヴェリオ・ピズ。内田さんのエッセイとは異なり、感動が浅い。船長はシルヴェリオ(内田さんが乗船したのかは不明)、甲板長はサルヴァトーレ。イタリア半島西側航路のサンレモ(リグリア海)を出発しサルデーニャ島、カプリ島、シチリア島の南部航路を経て、東側航路に針路をとりヴェネツィア、トリエステに至り、そこで終結する。イタリア半島をゆっくりと回るこの贅沢な旅は、4.5か月に及ぶ。→2023/06/17
Ai
1
2001-712001/01/01
kei
0
☆☆☆☆☆2019/02/22