内容説明
青く澄みきった空のもと、高原のお花畑を騎馬で進む。幻の雪蓮花を求めて断崖をよじ登る。二台のランドクルーザーで三二八五キロを疾走する。悠久の大地で、少数民族との心温まるふれあいを通して、民族薬学の源泉にふれる旅。
目次
第1章 白銀の天山山脈を越え、緑のホータンへ
第2章 ホータンのウイグル医学
第3章 ウルムチから西へ
第4章 薬草の果子溝をぬけ、国境の街イリへ
第5章 ニロク高原をひた走り、お花畑の軍馬牧場まで
第6章 国防公路で雪蓮花を採り、生薬の集散地の新源まで進む
第7章 高原のナラジから、モンゴル族のバインブルクまで
第8章 仏教の故地クチャから、シルクロードを東へ
第9章 石油の街コルラから、海面下のトルファンへ
第10章 冠雪のポゴダ峰を望み、ウルムチへ帰還する
著者等紹介
難波恒雄[ナンバツネオ]
1931年、大阪市生まれ。1954年、大阪大学医学部薬学科卒業後、同大学院。薬学博士。1970年、富山大学薬学部教授、1978年、富山医科薬科大学和漢薬研究所教授、和漢薬研究所所長。現在、富山医科薬科大学名誉教授。民族医薬食料研究所所長
池上正治[イケガミショウジ]
1946年、新潟県生まれ。1970年、東京外国語大学中国語科卒業。作家。中国の文化に関する著訳書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。