男たちの部屋―韓国の「遊興店」とホモソーシャルな欲望

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男たちの部屋―韓国の「遊興店」とホモソーシャルな欲望

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582824988
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

最後まで金を落とし、本物の男になれ――

多数の被害者を出し韓国社会を激震させた「バーニングサン事件」と「n番部屋事件」。しかし女性従事者が男性客を接待する遊興店において、女性への暴力は日常的におこなわれている――。ジェンダー化された空間でかたちづくられる権力構造、暴力を「遊び」として収益化する遊興産業の営業戦略、労働の過程で発生する搾取とスティグマを、当事者女性の声から暴きだす。

「男性の快楽のために女性を取引する産業の存在、女性を人間ではない『商品』として格下げする過程で発生する暴力、その暴力をも商品化し、それを当たり前のものとしてきた市場経済。このなかで発生するとてつもなく巨大な利潤の創出は近代化以降引き続いており、それが『遊興』という名前で普遍化しているのが韓国社会の姿だ」(本文より)


【目次】
日本語版によせて
プロローグ 「男性」をつくる遊興

◆第一章 男たちの部屋
バーニングサンとアリーナ
男たちの部屋――n番部屋、ルームサロン、チャットルーム、ポッパン
遊興店、制度化された男たちの部屋

◆第二章 ルームサロン共和国の「享楽」
遊興店の営業戦略
男性客の「享楽」

◆第三章 遊興従事者のアガシ労働
アガシ労働
遊興従事者のアガシ労働
遊興店における危険のアウトソーシング

エピローグ 答えを探す旅路のなかで

推薦の言葉――クォンキム・ヒョンヨン/キム・ジュヒ
訳者解説


【著者プロフィール】
ファン・ユナ(???)
1988年生まれ。2013年から2022年までの10年間、反性売買人権行動/性売買被害支援相談所イルム(??)で活動。聖公会大学校NGO大学院実践女性学修士課程修了。現在、ソウル大学校人類学科博士課程在学。共著に、『不処罰――性売買女性たちを処罰する社会に投じるフェミニズム宣言』(ヒューマニスト、2022年)がある。

翻訳:森田智惠(もりた・ともえ)
1993年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程。専攻は、朝鮮近現代史。

内容説明

多数の被害者を出し韓国社会を激震させた「バーニングサン事件」と「n番部屋事件」。しかし女性従事者が男性客を接待する遊興店において、女性への暴力は日常的におこなわれている―。ジェンダー化された空間でかたちづくられる権力構造、暴力を「遊び」として収益化する遊興産業の営業戦略、労働の過程で発生する搾取とスティグマを、当事者女性の声から暴きだす。

目次

プロローグ 「男性」をつくる遊興
第1章 男たちの部屋(バーニングサンとアリーナ;男たちの部屋―n番部屋、ルームサロン、チャットルーム、ポッパン ほか)
第2章 ルームサロン共和国の「享楽」(遊興店の営業戦略;男性客の「享楽」)
第3章 遊興従事者のアガシ労働(アガシ労働;遊興従事者のアガシ労働 ほか)
エピローグ 答えを探す旅路のなかで

著者等紹介

ファンユナ[ファンユナ]
1988年生まれ。2013年から2022年までの10年間、反性売買人権行動/性売買被害支援相談所イルムで活動。聖公会大学校NGO大学院実践女性学修士課程修了。現在、ソウル大学校大学院人類学科博士課程在学

森田智惠[モリタトモエ]
1993年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程。専攻は、朝鮮近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ナツ

3
韓国の遊興店というスナック・キャバクラ・ピンサロ・お触りパブを混ぜたような夜のお店で働く女のコの待遇が酷い!というルポというか論文のための取材。 彼女たちの環境は気の毒にも思えるし、もっとプロ意識を持ちなさい!とも思えるし… どちらにしろ韓国人の男どもの考えを更生させないことには変わらないんだろうなと思った! 後、韓国の性風俗産業の起源を日本人のせいにすんな!2023/09/17

中村

2
韓国における「遊興店」をはじめとする性産業のシステムや社会通念によって、どのように異性愛者男性が「男らしさ」を獲得しようとし性暴力を振るうようになるのか、あるいはどのように性売買産業に従事する女性従業員たちが性差別にもとづく抑圧や日常的な暴力にさらされているかについて記されている。各所にインタビューした内容の引用が挙げられているんだけど、女性従事者たちのなまなましい体験にもとづく言葉が並んでいてかなりしんどくなった。2023/08/07

1
反性売買活動家の著者が韓国の遊興店を分析する本。事件が起きたバーニングサンの経営システムが解説されており女性を商品化し巧妙に搾取する仕組みであることがよくわかる。 酒を大量に飲むのがあまりに辛すぎて性行為が必須の店に鞍替えする人が多くいるというのが結構衝撃的だった。2024/06/09

CBF

1
(★★★☆☆) 多数の被害者を出し韓国社会を激震させた「バーニングサン事件」と「n番部屋事件」。しかし男性客を接待する遊興店において、女性への暴力は日常的に行われている。暴力を「遊び」として収益化する遊興産業の戦略、労働の過程で発生する搾取とスティグマを暴きだすー。 暴力の根は同じでも「自分で選んでやってるんでしょ」と言われてしまう遊興店の女性。男女逆のホストクラブだとどうなんだろう、など考えさせられた。 『...なぜ男性を楽しませる仕事が女性の役回りとされるのかといった点が疑問視されなくなって久しい。』2023/12/28

おおきなかぶ

1
挫折。2023/10/11

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