内容説明
極限下を生きぬく知恵とは?命を預かる国と企業の責任とは?家族の絆とは?チリからブラジル、ウルグアイ、そして筑豊へ。さらに南三陸町へ。一見無縁な点と点を結んで、全行程3万キロの線上に浮かび上がらせたものは…。時と海を超えた真実が、この日本の今を問う。
目次
プロローグ 幕は突然に切って落とされた
序章 すべてはあの日の津波から
第1章 極限下の生 その一七日間
第2章 白日下に交錯した思惑 その五一日間
第3章 電影下の幻影 二〇一〇年一〇月一三日の二四時間
終章 遠望クロスオーバー
エピローグ 歓喜と快哉のこだまの彼方に
あとがきにかえて―ひとつの命が救われた物語
著者等紹介
名波正晴[ナナミマサハル]
1963年静岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、共同通信社入社。大阪支社経済部などから神戸支局に勤務。95年の阪神大震災では被災しながら取材した。後に本社社会部に勤務。97年、外信部に異動後、ハノイ支局長、メキシコ支局長を経て、2007年からリオデジャネイロ支局長を務めた。11年2月帰国。現在、放送編集部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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