内容説明
東京オリンピック前夜、1963年暮れのレコード大賞は梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」、新人賞は「高校三年生」の舟木一夫だった。そして1964年2月5日、初シングル「抱きしめたい」発売!中2の僕の青春が駆動し始めた。リアルタイムのビートルズ体験記。
目次
ビートルズ前夜の日本ポップス界
ビートルズのレコードはいかにして日本に届いたか
『ビートルズ!』―奔流のようなロック・アルバム
『ビートルズNo.2!』―心地よいセンチメンタル・アルバム
『ザ・ビートルズ・ファースト・アルバム』―ビートルズがほとんど入っていないビートルズ・アルバム
ビートルズ・ファンはマイノリティだった
ビートルズが動いた!
『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』―「ジャーン!」こそすべて
強敵ベンチャーズ現わる
『ベスト・オブ・ザ・ビートルズ』―世界に数枚しかない幻のレコード〔ほか〕
著者等紹介
恩蔵茂[オンゾウシゲル]
1949年、東京・世田谷生まれ。音楽評論家。慶応義塾大学ドイツ文学科卒。元『FMステーション』(ダイヤモンド社)編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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takao
2
ふむ2023/05/11
jinkan_mizuho
0
ビートルズを同時代に聴いた方の意見として、興味深い。しかし、それが故にボクのような後追い世代の者からは、若干の違和感をもたれるかもしれない。個人的に、後期に関する曲やアルバムの評価に関しては、同意できない部分あり。2012/07/14
たくのみ
0
日本人向けにアルバムを組む(入れ替える)のが当時のディレクターの仕事という時代。日本公演の時のマスコミのすさまじい反発などはじめて知った。2012/06/13
yoyogi kazuo
0
ビートルズをリアルタイムで体験した日本人の貴重な記録。ビートルズ愛が感じられるので楽しく読めた。2023/11/23