出版社内容情報
白鳥の弟で、『万葉集総索引』や「日本古典全集」でのみ名を知られる国文学者、その学問の深さと広がりを、少部数雑誌などに残された本人の文章によって明らめる試み。
内容説明
万葉集総索引などの縁の下の力持ち仕事で知られながら、豊かな知見を論文に残すことの少なかった傑出した国文学者。地域に残された文章などを編み、その学問の広さと深さを展望する。(全2巻)
目次
1 生涯と学問(随想;万葉集総索引編纂事情;古今集雑筆;「金葉集の研究」について)
2 蒐書と文庫(短冊無駄話;万葉一句類語抄 ほか)
3 歌よみの姿(長流の歌仙抄―出版屋のいたづら;平賀元義;画賛二川相近今様歌絵巻;池袋清風大人;)
4 師友追憶(高湛先生と私;与謝野先生の還暦に際して ほか)
著者等紹介
小川剛生[オガワタケオ]
1971年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、慶應義塾大学教授。専攻、中世和歌史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。