出版社内容情報
遊蕩、遊歴生活で名高い、天性の抒情詩人の主要作品を作詩年代順に収録する。江戸後期の異数の漢詩人の全貌が味読できる。解説付。
柏木 如亭[カシワギ ジョテイ]
揖斐 高[イビ タカシ]
内容説明
遊蕩、遊歴生活を貫いた天性の抒情詩人の主要作品を作詩年代順に収める。江戸後期に出現した異数の漢詩人の全貌を味読する訳注。第1巻は青年期から中年期まで。巻末に解説を付す。(全2巻)
目次
木工集(老将;冬日、河豚を食ふ。河豚は冬日、雪の飛ぶに至つて始めて肥ゆ。江戸の人、時に以て珍と為し、蘿蔔を雑へて羹と為す。味、最も美なり;滕生に寄す;竹を洗かす;冬夜即事 ほか)
吉原詞
如亭山人藁初集(塩浜の元旦;歓宵;別後;余が家、旧と古泥研一つを蔵す。殊に宝愛為り。近日貧甚だし。出して之を友人仏庵に售る。研に別るる詩を作る;単身 ほか)
著者等紹介
揖斐高[イビタカシ]
1946年生まれ。近世日本文学研究者。成蹊大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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