東洋文庫
子不語〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582807943
  • NDC分類 923.6
  • Cコード C0197

内容説明

中国清代の著名な文豪・詩人袁枚が著した志怪小説の本邦初全訳。18世紀後半の中国の世相を生き生きと映し出した記事ものせる浩瀚な怪談集。第4巻は巻十六から巻二十まで。

目次

巻十六(盂蘭盆会;魚怪の報復;大鼠;放生;道学;巴図魯;衆兜銭;瞼の父;ぬか喜び;未婚女の貞操;居延城下の柩;井中の声;元神;烈女の祟り;廃寺の無頭鬼;玄衣真人;百二十年に一度の東風;大〓(みずかね)
死んだ妻が夫を救う
明倫堂の太鼓
飲水の法
禿頭上の童子
意地悪い才女
閻羅王を兼ねる朗中
「開けろ!」
瘋狂の僧)
巻十七(髑髏;愛妾の仇;八十翁と婢女;淫乱の妖怪;女に言い寄る神;神缸の祟り;芝居好きの女霊;新婦回生;ヤモリ;図思阿;わが家の些事;人を殺して病を治す;馬将軍家の墓;曹家の厨師;訃報;鬼が見える男;龍母廟の霊験;琉瑠廠の春画;師徒二僧;丹薬;鶏姦者;河神;雪妹;司路神;児戯;逆転;冥府の帳簿;名医の子;葬られぬ屍)
巻十八(正夢;ヘボ道士;妖怪の妹;老僧の予言;妖怪にからかわれた道士;屍泥棒;地獄の沙汰も金次第;五通神の賭け;狐の試問;赤いスカート;北斗女神;ビンタ一発で十二年;二兎を追う者;老舗の銘菓;白衣の男;物まねをする老人;巨怪獣;海底からの脱出;海坊主;海蛇;巨蚌の口中の夜叉;人の脳を食らう妖怪;屍と結婚した男;改葬を依頼する女鬼;苗族の妻になった老婆;野廟に婿入りした男;鬼に狙われた娘;お蔭様;黒い纜の怪;うなされる孫;廟の取り潰し;大雨;大蝎;蛇王の捕獲法;五年後の死;姓は符;何先生と〓(しょう)女
人血饅頭)
巻十九(周兄弟;「さっさと帰ろう」;夫婦仲;琵琶を弾く美女;隣家の嫁に泣きつく餓鬼;思い込み;頭上の蛙;白玉の化物;二人の六郎;聚窟山;袁枚、家人の拝仏を禁ず;秘めた思い;舐める;泥だらけ;孔子以前の墓;史可法、〓(けい)檀に降りる
特進
十七年の期限
竃の神
二十年後、狐と再会
人肌の城門

旦那の鳴き声
藍〓(れい)侍衛
死者の警告
山洞の怪
金剛神、冥府を騒がす
妻の報復
樹の爪
狐の予告
〓(けい)檀に現れた妖怪
鬼の投げ縄
日本の医書
杜甫も読まない受験生)
巻二十(蜂穴の中の女;関神下降す;きれい好き;報冤の手引き;兄弟愛;天然の絵;ウソ発見器;験を現さぬ神;探花の看病;牛を食う鼠;判決;「来るのはまだ早い」;鬼のデモ;先祖の功徳;土地神への檄;豚、殺人犯を逮捕;分け前;南に行けば、北に出る;動く塑像;博徒と破戒僧;城隍神の委嘱;三生を写す泉;至楽の境地;菩薩図;立派なお役人は怖い;「首鼠両端」;三友の会合;猿洞での生活百三十年;狂女;周将軍の墓)

著者等紹介

手代木公助[テシロギコウスケ]
1931年福島県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻、東洋史。1958~86年私立、公立の高等学校教師を務める。1986~91年広州、北京に遊歴、日本語教師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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