東洋文庫
増補 世界の一環としての日本〈2〉 (増補 林淑美校訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582807530
  • NDC分類 304
  • Cコード C0110

内容説明

獄死したマルクス主義哲学者が1937年、戦時動員体制構築のさなか公刊した最後の同時代批判論集。第2巻は第三部「日本の報道現象」と執筆禁止前に書いた単行本未収録論文18本。

目次

第3部 日本の報道現象(ジャーナリズム三題;書物六題;出版現象に現れた時代相;文化統制と文化の「自粛」 ほか)
増補(選挙界の思想分布;「輿論」を論ず;科学的精神の殺戮―信念教育の帰趨;昭和十二年上半期思想 ほか)

著者等紹介

林淑美[リンシュクミ]
1949年東京生れ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本近代文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

19
日本のラヂオ: いつも私はradikoでSBCを聴いている。政治的本質を正直にいつかは告白しなければならぬ宿命に置かれてゐるラヂオ包装が、日本では超政治的な仮面をかぶることを強ひられて ゐる(100頁)。17 日本文化の特殊性: 日本の文化は混乱ではなく、到る処、対立と撞着とが ある(307頁)。文化は元来技術的な基底を有つてゐるので、技術の中核をなす生産力と生産関係は 、世界的に本質を同じくするのだといふことも忘れてはならぬ(312頁)。 前者は1936年、後者は’37年の作品という。 2015/06/13

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