内容説明
中国の社会をつらぬく宗教的なものを古代にさかのぼって根本から解き明かす、フランスの中国学を代表する碩学の書。歴史の流れと宗教生活の全体像を簡潔に提示し、私たちの目を開く。
目次
第１章 農民の宗教
第２章 古代封建時代の宗教
第３章 公教
第４章 宗教の再生
結論 現代中国における宗教感情
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Quijimna
4
広大な大陸に生きる人びとの世界観と倫理の系譜。 古代農民のプリミティブな祭祀、天と地と祖先崇拝の儀式の確立、として儒教・道教・仏教につらなる流れ。装幀の無機質さとは逆に、わりと読みやすい１冊。★★★☆☆2013/06/29
