東洋文庫<br> シリア縦断紀行〈1〉

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東洋文庫
シリア縦断紀行〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582805840
  • NDC分類 292.82
  • Cコード C0125

内容説明

「アラビアのロレンスの女性版」といわれる著者が、オスマン帝国末期の1905年、複雑な政治状況にあったシリア地域を訪れた際の旅の記録。本巻では、エルサレムからドルース山地をへてダマスクスに至る旅程で出会った人々の生活習慣や、各地の遺跡の様子が綴られる。

目次

第1章 出発、エルサレムからサルトまで
第2章 トランスヨルダン、ベルカ平原にて
第3章 荒野のロマンティシズム
第4章 ジェベル・ドルーズに入る
第5章 ドルーズとともに
第6章 サファーの荒れ地
第7章 ダマスク断想

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドウ

6
女性版アラビアのロレンス(訳者曰く年代的にはこちらが先)が、イェルサレムからイスケンデルンまで旅した際の見聞録。日本人としては、日露戦争中の旅行記という時代性を反映した日本の勝利に沸く人々の描写にも目が行くが、風景を描写する眼差しの細やかさ、ドゥルーズに対する好意に代表される人々との語らいの面白さ、随所に散りばめられた、もう今では残っていないかもしれない遺跡の写真の美しさに心惹かれる。派手さや独自性はないが、ノンフィクションの読み物としては十二分に面白い。2019/06/19

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