内容説明
幼いころから親しんだ曾我兄弟の敵討物語を、最も古態を遺す真名本により翻刻。伊豆の流人頼朝の挙兵から、鎌倉政権樹立に至る歴史とないまぜに、事件の経過と兄弟の心情を描き尽す。本巻は、伊藤助親が宮藤助経の恨みを買う発端から、兄弟の成人(巻五)まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眉毛ごもら
4
双騎の元ネタなので。読みにくいかなぁと積んでたが読んでみたら意外と読みやすい。難しいところは()に訳文入れてくれてるし。訓読の文法の本読んでたのが役に立った。発売された双騎のCD聞きながら読んでると関係とかあらすじとか歌になってるのでめちゃくちゃ捗る。なお、頼朝と政子ちゃん(何故か万寿呼び)の馴れ初めの話がめっちゃ長いよ!あと神仏絡みの例えがめっちゃ多い。本地垂迹モリモリ、漢籍引きまくりなのでヨミトバシタイナ、と思いつつ頑張りました。注釈と系図と地図が多く有難い。登場人物多くてこれがないと挫折する。2020/03/26
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