出版社内容情報
江戸中期,大坂の医師寺島良安が中国・明の王圻(おうき)の『三才図会』にならって編んだ,わが国初の図入り百科事典の口語訳。天文,地理から動植物,人事まで,類書を博引傍証して解説する。第3巻は,巻十一から巻十四まで,人倫後半。
内容説明
江戸中期,大阪の医師寺島良安が,中国明の王圻の『三才図会』にならって編んだ,わが国初の図入り百科事典。原典の全図を収録し,口語訳したうえ,注を付した。本巻には巻11から14まで,経絡,人体,異民族を収める。巻末には全体解説の後篇を付した。
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
237
巻の第十一〜第十四を収録。前半は経絡部と支体部、すなわち東洋医学の人体及び臓器の解説である。面白いのは後半の異国人物と外夷人物篇である。最初は中原から近い震旦や朝鮮、琉球などであり、これらは旧知の国々のこととて記述も詳しく、また絵も真っ当である。ところが、辺境部になってくると狗国(犬の国)や羽民(天使のような羽を持つ。ただし、絵はヒゲのおじ さん)、女人国(アマゾネスか)、てい人(人魚国。ただ、またしてもヒゲおやじの絵)などと、随分あやしげなものになってくる。ところが阿蘭陀人だけは滅法まともである。⇒2025/02/28
tkm66
2
パラパラ読むのが一番楽しい②
丰
0
Y-202006/04/12
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