感想・レビュー
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chanvesa
25
解説にあるが、佐渡で奉行の不正があり、それに対する一揆の後に行政改革の担い手として、有能な官僚である川路聖謨が赴任した。彼は日記を平行していくつも書いていたらしいが、この本は江戸にいる母宛てに近況報告として書いているらしい。しかし、その内容は堅苦しいものではなく、だじゃれが出てきたり、地域の生活に入っていく川路の豊かな人間性がにじみ出る内容だ。「いかを食するものは、中間以下のもの也。此位の取扱、真のいかの取扱なるべし。以下もいか、上下以下位なるべし。御一笑々々。2018/05/20
tkm66
1
95~6年か。あまりの面白さに以降、<川路聖謨モノ>は制覇!