東洋文庫<br> 日本その日その日 〈1〉

東洋文庫
日本その日その日 〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582801712
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0139

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

20
図書館本。先日イザベラ・バードの番組を見て、そこから外国人の見た日本ということでこの本に辿り着いたが、1970年の本で日本語訳(昭和4年訳)は古めかしく字が小さい上に二段組。すごく興味深い内容だけど目が限界。マジで目に悪い。目が疲れる。調べたら他の出版社からも出ているよう(訳者が同じなので日本語訳は同じか?)なので、そっちの本を探して読み直すことにしたい(字が大きくなってますように)。古い本はどうしてこんなに字が小さいの?ページ数の問題?もっと若いうちから背伸びして色んな本を読んでおけばよかった。とほほ。2021/01/09

壱萬参仟縁

19
図が随所に220枚も描かれており、手作り感が出ているのが嬉しい。挿絵が当時の日本を活写している。鉋(かんな)で削り、鋸で引いたりするとき、 モースらは向うへ押す。日本人は手前に引く。この違いは大きい。縦書きと横書きの違いもある(24頁上段)。乞食もいないし、不具者もいないが、人力車が多く、東京には6万台とも(31頁下段)。人々が正直である国にいることは実に気持がよい(34頁下段)。だってよ、安倍首相さん。どこにでも子供がいる。竹がある(47頁下段~)。          2014/06/26

びっぐすとん

17
再読。先日見た番組の続きで今回はモースの特集だったので、手元を明るくして再チャレンジ。番組に出てきたトンボやキノコの竹籠、日本人のエピソードをなぞって読む。褒めてくれるのは嬉しいがなんだか美化されているようで、日本人には疑わしい部分も。犬を見るや石を投げつけたり、赤ん坊が放置されたりするアメリカって酷いな。モース自身がキリスト教的道徳観に批判的なのが窺える。日本人が失ってしまった自身の過去の記憶を書き留めたこれら外国人の手記が私達日本人がかつての日本を知る手がかりになるのは皮肉だけれど、やはり面白かった。2021/01/12

本の蟲

12
大森貝塚を発見したことでも知られる「お雇い外国人」の一人。明治10年に来日し、東大法理文学部の教授に就任した米国動物学者エドワード・シルヴェスター・モースの日本生活日記。来日目的は腕足類の標本採集だったが、興味の対象は幅広く、東京生物学会を創立し、初めて日本にダーウィンの進化論を紹介した。非常に優れた観察眼と無数のスケッチ(ほぼ1ページ毎、全3巻で777枚!)で、今はもう失われた日本人の生活を残してくれている。その語り口は軽妙で愛に溢れ、下町、漁村などであらゆる人と交流を深めた魅力的な人柄がうかがえる(続2021/10/10

やじ

10
「女子の武士道」著者の石川真理子先生フェイスブックにて、先生の机の上にあった本。大森貝塚を発見したモース先生が、1877年の日本を克明に記した貴重な記録です。横浜、東京、日光、江ノ島、浅草。驚きの連続で克明なスケッチが満載。いちいちビックリしていてすっごく面白い。訳も良い!借りた本は1970年初版の1989年19刷の平凡社の文庫、素敵すぎます。硬い表紙で片手で持てて軽くて可愛い。今も買えますがどんな装丁なんだろう。古書店巡りしようっと。ここに出てくる日本人に私も会いたい。なんて素敵な国なの!2015/07/31

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