出版社内容情報
作家最晩年の六年間を間近に接した詩人の深い人間理解と終わることなき哀悼の思い。
三島由紀夫とは何者だったのか。
どう生きるべきだったのか、あるいはどう死ぬべきだったのか。
三島論の集大成ともいえる『在りし、在らまほしかりし三島由紀夫』に最新論考および詩編を増補した、究極の三島由紀夫論。
【目次】
ねずみ捕り どこまでも
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫
1
活動写眞誉切腹
三島由紀夫氏と『三原色』
さめた狂気──『朱雀家の滅亡』
三島由紀夫氏への答辞
『詩を書く少年』その後
2
RHETORICA
死の絵
貴種と異類──三島由紀夫自選短編集『獅子・孔雀』解説
貴種流離をめぐって──折口信夫と三島由紀夫
言葉の王国へ(抄)
完璧な謎解き──ネイスン『三島由紀夫──ある評伝』書評
3
友達の作り方(抄)
聖三角形──Y・M、T・S、T・I、そして
対談 三島と歌舞伎と細江英公
神は細部に
4
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫
対談 詩を書く少年の孤独と栄光井上隆史
三島由紀夫のエラボレーション
日本・神道・大和心をめぐって
鼎談 三島由紀夫と私と詩──講演の後に小林康夫・中島隆博
三島由紀夫との五十二年──あとがきに代えて
解説 井上隆史
半世紀ののちに──跋に代へる
伝統という冥界下り──重ねての代跋
いかに敗北するか──没後五十五年目の三島由紀夫入門私説
三つの絵 誤差と修正 村山槐多へ 三島由紀夫へ
平凡社ライブラリー版あとがき
【目次】
ねずみ捕り どこまでも
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫
Ⅰ
活動写眞誉切腹
三島由紀夫氏と『三原色』
さめた狂気──『朱雀家の滅亡』
三島由紀夫氏への答辞
『詩を書く少年』その後
Ⅱ
RHETORICA
死の絵
貴種と異類──三島由紀夫自選短編集『獅子・孔雀』解説
貴種流離をめぐって──折口信夫と三島由紀夫
言葉の王国へ(抄)
完璧な謎解き──ネイスン『三島由紀夫──ある評伝』書評
Ⅲ
友達の作り方(抄)
聖三角形──Y・M、T・S、T・I、そして
対談 三島と歌舞伎と細江英公
神は細部に
Ⅳ
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫
対談 詩を書く少年の孤独と栄光井上隆史
三島由紀夫のエラボレーション
日本・神道・大和心をめぐって
鼎談 三島由紀夫と私と詩──講演の後に小林康夫・中島隆博
三島由紀夫との五十二年──あとがきに代えて
解説 井上隆史
半世紀ののちに──跋に代へる
伝統という冥界下り──重ねての代跋
いかに敗北するか──没後五十五年目の三島由紀夫入門私説
三つの絵 誤差と修正 村山槐多へ 三島由紀夫へ
平凡社ライブラリー版あとがき
内容説明
作家最晩年の六年間を間近に接した詩人の深い人間理解と終わることなき哀悼の思い。三島由紀夫とは何者だったのか。どう生きるべきだったのか、あるいはどう死ぬべきだったのか。三島論の集大成ともいえる『在りし、在らまほしかりし三島由紀夫』に最新論考および詩編を増補した、究極の三島由紀夫論。
目次
ねずみ捕り どこまでも
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫
半世紀ののちに―跋に代へる
伝統という冥界下り―重ねての代跋
いかに敗北するか―没後五十五年目の三島由紀夫入門私説
三つの絵 誤差と修正 村山槐多へ 三島由紀夫へ
著者等紹介
高橋睦郎[タカハシムツオ]
1937年福岡県生まれ。福岡教育大学国語国文学専攻。卒業後上京し広く学芸の諸先輩に学ぶ。少年時代から自由詩、短歌、俳句、散文を併行試作し、小説、オペラ台本、新作能、新作狂言、新作浄瑠璃などを加えつつ現在にいたる。著作は120冊を超える。1982年『王国の構造』で藤村記念歴程賞、1987年『王女メディア』で山本健吉選山本健吉賞、1988年『稽古飲食』で読売文学賞、同年『兎の庭』で高見順賞、1993年『旅の絵』で現代詩花椿賞、1996年『姉の島』で詩歌文学館賞、2007年織部賞、2010年『永遠まで』で現代詩人賞、2014年『和音羅読―詩人が読むラテン文学』で鮎川信夫賞詩論集部門、2015年俳句全般の活動に対する業績で現代俳句大賞、2017年『十年』で蛇笏賞、俳句四季大賞、2022年毎日芸術賞を受賞。2012年旭日小綬章受章。2017年文化功労者、日本芸術院会員に選出。2024年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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