岩波文庫<br> 十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇

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岩波文庫
十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇

  • ISBN:9784003600580

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内容説明

「日本は無条件降伏をした.私はただ,恥ずかしかった」――表題作ほか,「故郷」「散華」「竹青」「十五年間」など,第二次大戦敗戦前後の昭和17(1942)-21年に発表された14篇.未曽有の混乱期に,そして訪れた〈新時代〉に,忠実に生きようとした作家の姿が浮かび上がる.(注=斎藤理生,解説=安藤宏)

目次

十二月八日
水 仙
待 つ
花 火
故 郷
帰去来
作家の手帖
散 華
雪の夜の話
竹 青

貨 幣
十五年間
苦悩の年鑑
注(斎藤理生)
解説(安藤 宏)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴー

90
太平洋戦争開戦期〜終戦後までの短編集。太宰の戦争観が分かるような一冊。「十五年間」では全文削除を命じられながらも小説を書くことをやめなかったこと、私は、自分の感覚をいつわる事が出来ないなど、太宰治の考え方や誠実さを少し知ることができた。「貨幣」は太宰のユーモア+彼の温かさを感じる作品なので、個人的に気に入った。短編集は読みやすいので、引き続き他の作品も楽しみたいです。2026/01/26

優希

48
第二次世界大戦の前後に書かれた短編集になります。混乱の時代、訪れた新時代に忠実に生きようとした太宰の姿が窺えます。時代に真摯に向き合ったからこその作品の数々に共感するのは自分本位の中にある何かが太宰の混沌とした部分に共鳴するからでしょう。だから私は太宰を読むのだと思います。2025/08/19

hroko

2
表題作の日付に合わせて読み直し。2025/12/09

hroko

2
長時間、電車で移動するときは、岩波文庫が良いなっていうのは、いつからかの習慣で、今回はこれでした。時代精神を理解しなければ、著者の本意は分からないけど、令和に読む、そういう読みかたです ... 2025/08/09

うさえ

2
戦中から戦後にかけての太宰治短編集。「走れメロス」か「人間失格」しか読んだことのない人にも、コアな太宰ファンにも、楽しめる一冊だと思う。「花火」は何度か読んでいるのだが、いつも最後のセリフを忘れていて、ハッとさせられる。驚いたり、納得したり、切なくなったり、それぞれの感想を大事にしながら、太宰文学を次代に送り届けて行きましょう。2025/04/27

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