出版社内容情報
もっと遠くにまで届くはずだ――アウシュヴィッツの被収容者たちが命がけで撮影して送り届けた、たった四枚のフィルムの切れ端。そこには地獄のすべてが写っているのか。クロード・ランズマンやジャン=リュック・ゴダールとの対話を通じ、想像を絶する体験をそれでもなお想像するための微かな道を切り開く。
【目次】
1 イメージ、すべてに抗して
地獄からもぎ取られた四枚のフィルムの切れ端
想像不可能なものすべてに逆らって
歴史の目の只中で
似たもの、似ざるもの、生き残るもの
2 全体的なイメージに抗して
イメージ=事実あるいはイメージ=フェティッシュ
イメージ=アーカイヴあるいはイメージ=外観
イメージ=モンタージュあるいはイメージ=嘘
似ているイメージあるいは見せかけのイメージ
原注
訳注
初出に関する注記
訳者あとがき
平凡社ライブラリー版 訳者あとがき
解説 歴史の症候――希望としてのイメージ 田中純
索引
内容説明
もっと遠くにまで届くはずだ―アウシュヴィッツの被収容者たちが命がけで撮影し送り届けた、たった四枚のフィルムの切れ端。そこには地獄のすべてが写っているのか。クロード・ランズマンやジャン=リュック・ゴダールとの対話を通じ、想像を絶する体験をそれでもなお想像するための微かな道を切り開く。
目次
1 イメージ、すべてに抗して(地獄からもぎ取られた四枚のフィルムの切れ端;想像不可能なものすべてに逆らって;歴史の目の只中で;似たもの、似ざるもの、生き残るもの)
2 全体的なイメージに抗して(イメージ=事実あるいはイメージ=フェティッシュ;イメージ=アーカイヴあるいはイメージ=外観;イメージ=モンタージュあるいはイメージ=嘘;似ているイメージあるいは見せかけのイメージ)
著者等紹介
ディディ=ユベルマン,ジョルジュ[ディディユベルマン,ジョルジュ] [Didi‐Huberman,Georges]
1953年、フランス中部のサン=テティエンヌ生まれ。哲学者、美術史家。リヨン大学で美術史と哲学を修めた後、パリ社会科学高等研究院(EHESS)でルイ・マランとユベール・ダミッシュに師事する。1990年より同研究院で教鞭をとる
橋本一径[ハシモトカズミチ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。早稲田大学文学学術院教授。専門は表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。