出版社内容情報
中世の寺院は仏道修行の場でもあり、漢籍などを修める学問の場でもあった。
その寺院に学問、修行のために預けられた稚児は高僧や僧侶たちの寵愛の対象となったばかりではなく、神仏の顕現として聖なる存在とも見なされていた。
その稚児と僧侶の恋愛模様を描いた「稚児物語」。
本書では11作品の現代語訳を収録。
【目次】
読む前に知っておきたい二、三のこと
秋の夜の長物語
あしびき
松帆浦物語
花みつ月みつ
鳥部山物語
幻夢物語
嵯峨物語
上野君消息
弁の草紙
稚児観音縁起
稚児之草紙
解説
内容説明
中世の寺院は仏道修行の場でもあり、漢籍などを修める学問の場でもあった。その寺院に学問、修行のために預けられた稚児は高僧や僧侶たちの寵愛の対象となったばかりではなく、神仏の顕現として聖なる存在とも見なされていた。その稚児と僧侶の恋愛模様を描いた「稚児物語」。本書では一一作品の現代語訳を収録。
著者等紹介
木村朗子[キムラサエコ]
1968年生まれ。津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。専門は、言語態分析、日本古典文学、日本文化研究、女性学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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