出版社内容情報
漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかに――
暗く孤独な牢獄の一室から長い長い復讐の物語が始まる。
【目次】
1 マルセイユ――帰還
2 父と子
3 カタルーニャ村の人びと
4 陰謀
5 婚約披露
6 検事代理
7 尋問
8 イフ城
9 婚約式の晩
10 チュイルリー宮殿の書斎
11 コルシカの鬼
12 父と子
13 百日天下
14 怒る囚人と狂う囚人
15 三十四号と二十七号
16 イタリアの学者
17 神父の牢
18 財宝
19 三度目の発作
20 イフ城の墓場
21 ティブラン島
22 密輸業者
23 モンテ・クリスト島
24 眩惑
25 見知らぬ男
26 ポン・デュ・ガールの宿屋
訳注
内容説明
漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかに―暗く孤独な牢獄の一室から長い長い復讐の物語が始まる。
著者等紹介
デュマ,アレクサンドル[デュマ,アレクサンドル] [Dumas,Alexandre]
1802‐70。フランス19世紀を代表する劇作家、小説家。独学で演劇を学び、『アンリ三世とその宮廷』(1829)で一躍脚光を浴び、その後『アントニー』『キーン』などの傑作を続々発表。1835年頃から新聞連載小説を旺盛に執筆し、『モンテ・クリスト伯』『三銃士』などによって一大人気作家になる。生涯で『回想録』を含む230冊もの著作を公刊。2002年、遅まきながらフランス政府によって遺骨が偉人廟に移送された
西永良成[ニシナガヨシナリ]
1944年富山県生まれ。東京外国語大学名誉教授。専門はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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