出版社内容情報
「私の意図は、美を崇高と区別して考察することであり……どの程度まで美と崇高が一致するのかを検討することである」。巨大で危険な対象がもたらす感動「崇高」は恐怖と緊張を喚起して神経を運動させる。一方「美」は身体全体の組織を弛緩させて快を生じ、「愛」の情念を生み出し、社交をも促進する。崇高と美は市民社会構成のための主要な社会的原理であるとし、19世紀ロマン派への道を拓いた美学史上に残る不朽の名著。
内容説明
「私の意図は、美を崇高と区別して考察することであり…どの程度まで美と崇高が一致するのかを検討することである」。巨大で危険な対象がもたらす感動「崇高」は恐怖と緊張を喚起して神経を運動させる。一方「美」は身体全体の組織を弛緩させて快を生じ、「愛」の情念を生み出し、社交をも促進する。崇高と美は市民社会構成のための主要な社会的原理であるとし、19世紀ロマン派への道を拓いた美学史上に残る不朽の名著。
目次
趣味に関する序論
第1部(目新しさ;苦と快 ほか)
第2部(崇高によって引き起こされる情念について;恐怖 ほか)
第3部(美について;均整は植物の美の原因ではない ほか)
第4部(崇高と美の作用因について;観念連合 ほか)
第5部(言葉について;詩の一般的な効果は事物の観念を喚起することによるのではない ほか)
著者等紹介
バーク,エドマンド[バーク,エドマンド] [Burke,Edmund]
1729‐97。イギリスの政治家、思想家。アイルランド・ダブリン生まれ。アメリカ独立戦争を支持した一方、フランス革命を批判し、その主張をまとめた『フランス革命についての省察』によって「保守思想の父」として知られる
大河内昌[オオコウチショウ]
1959年生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。東北大学大学院文学研究科教授。専門は英国ロマン主義文学、英国18世紀思想史、現代批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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