平凡社ライブラリー<br> 中世哲学の射程―ラテン教父からフィチーノまで

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平凡社ライブラリー
中世哲学の射程―ラテン教父からフィチーノまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 704p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582769623
  • NDC分類 132
  • Cコード C0310

出版社内容情報

古代末期ラテン教父からスコラ学の中世をへて15世紀ルネサンスのフィチーノまで。理性、自己、創造論、言語と超越、知性と神秘など哲学史の基本問題を網羅する待望の論集。

内容説明

ギリシア哲学の遺産を継ぎ、キリスト教の息吹を承けて形成された“中世哲学”。一千年に及ぶその豊かな流れを、アウグスティヌス、ディオニュシオス・アレオパギテス、六世紀のボエティウス、十一‐十三世紀スコラ学のアンセルムス、サン=ヴィクトルのフーゴー、トマス・アクィナス、十五世紀のクザーヌス、フィチーノらを中心とする、おびただしい思考の輻輳の中に照らし出す。―理性の自己解明に深化する超越論哲学と、その理性を自己突破に導く否定神学の伝統を両輪とするリーゼンフーバー哲学の基柱、待望のセレクション!

目次

第1部 中世思想の構造(ラテン教父の思考様式と系譜;ラテン中世における教父神学の遺産;被造物としての自然―教父時代および中世における創造論;中世における自己認識の展開―近代思想の歴史的源泉をめぐって)
第2部 中世の思想家たち(ボエティウスの伝統―プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承;信仰と理性―カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造;サン=ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系;人格の理性的自己形成―トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造;知性論と神秘思想―十三・十四世紀スコラ学の問題設定 ほか)

著者等紹介

リーゼンフーバー,クラウス[リーゼンフーバー,クラウス] [Riesenhuber,Klaus]
1938‐2022。1938年、ドイツ、フランクフルトに生まれる。1958年にイエズス会に入会、1962年ベルヒマンス哲学院を修了後、ミュンヘン大学に学び、1967年にトマス・アクィナス研究で学位を取得(1971年公刊)。同年来日し、1969年に上智大学文学部専任講師に着任。1971年に司祭叙階。1974年に上智大学文学部助教授、同年より上智大学中世思想研究所所長を務める(‐2004年)。1981年上智大学文学部教授(‐2009年)。神学博士(上智大学 1898年)。数々の大学でも哲学の教鞭を執る。2022年歿

村井則夫[ムライノリオ]
1962年生。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期修了。博士(哲学)。明星大学人文学部教授(2013‐17年)、中央大学文学部教授(2017‐22年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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春ドーナツ

16
私の読書スタイルは、寝ころびなので、700ページを超える新書サイズの本は腕がだるくなったり、耳がうっ血のため痛くなったり、虚弱な体力勝負となる。こういう本こそ電子書籍化することこそ、出版社の読者に対する愛だと個人的に思う。神の名称問題を含む神認識に人間の思考力はどのように立ち向かうのか。中世哲学の永遠の課題である。著者はカントの神理解に否定的なのだけれど、純粋理性批判システムの方がすっきりしているように感じる。でもねえ。著者はすっきりが善なのかと問題を提起して、否定神学や能動知性を詳細に解説するのだった。2024/03/28

Go Extreme

2
信仰理解の深化 自己認識の過程 ラテン教父の系譜 司教との一致の重要性 殉教者の概念の拡張 キリスト論の確立 三位一体論の完成 信仰における愛の完成 創造論の形而上学 神の似像としての人間 精神理論の指針性 自己視察の確実性 志向的認識の媒介性 ボエティウス伝統の継承 人格の絶対的尊厳 否定神学の超越性 神への卓越的適合 クザーヌス思想の独自性 超越的方向付けの内発性 知ある無知の転換点 プラトン主義の熱烈受容 非キリスト教哲学者の中間的位置 神秘的直視への超越 無制約的存在との関係 自己探求の神的定め2025/04/30

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