出版社内容情報
ジョイス『ダブリナーズ』の短編を同時期に書かれた妖精・幽霊短編作品と併読するアンソロジー。19世紀末から20世紀初頭、人々が肌で感じていた超自然的世界が立ち現れる!
内容説明
アイルランドの首都ダブリンに生きる様々な人を描いたジョイスの『ダブリナーズ』。この傑作短編集の作品を、十九世紀末から二十世紀はじめに書かれた妖精・幽霊譚と並べてみると―。名作をこれまでとは異なる文脈に解き放ち、当時の人々が肌で感じていた超自然的世界へと誘う画期的なアンソロジー。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
60
ジェームズ・ジョイスの『ダブリナーズ』を主軸にアイルランドの妖精・幽霊に纏わる挿話を収録。取り換えっ子が生じた場合の対処法を伝える「卵の殻の醸造」ですが、妖精と分かった時の対処法が結構、凶暴すぎて絶句した。高里君(『魔性の子』)がそうならなくて本当に良かった・・・。アイルランドの愛国心がささやかな幸せを壊す「キャスリーン・二・フーリハン」。最後に少年が見た者が「女王のように歩く若い女」という部分にゾッとした。ファムファタールは決して人間だけではないのだ。通夜に掛けたい曲に選出される「フィネガンの通夜」収録2023/09/18
フリウリ
13
ジョイス「ダブリナーズ」を幽霊譚の集積として読む、という本書。①妖精との遭遇、②アイルランドの化け物、③心霊の力、④底なしの愛、⑤まつろわぬ魂、⑥霊界物質と祈祷書、⑦復活の日、⑧永久の眠りを恋人に、の8章各3編(1章のみ4編)からなり、各章末尾はジョイスの作品が置かれる。読み終わって、ジョイスの作品は相対的に難解で、「難解であること」のなかに「わけ」があることがわかる気がした。名前で読むわけではないが、「心霊の力」の3章は、ジェローム、ディケンズ、ジョイスと並び、やっぱり充実したものがある。72025/12/30
蘇我クラフト
5
妖精や幽霊奇譚の文豪たちのアンソロジー。知る名前は沢山、しかし未読の短編小説のオンパレード。この出版社が気になり始めた2023/09/10
たつや
4
Jジョイスの「ダブリナーズ」を妖精幽霊短篇として編んだアンソロジーだそうだ。読み易いが、元の本を知らないから、良さが理解出来ていないかもしれない。2024/05/05
ムーミンママ
4
アンソロジー。妖精&幽霊譚。短編なので分かりやすかった。2023/11/10
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