出版社内容情報
当時僕は……昼となく夜となく、ただもう彼のことばかり思いつめていた――江戸川乱歩、堀辰雄、川端康成、中井英夫ら男性作家による少年が少年を愛する物語。
内容説明
明治末から昭和半ばにかけてそれ以前の男色ともそれ以後の男性同性愛とも一線を画し国家的暴力・家父長的暴力へのアンチテーゼとして生まれた少年愛の文学。確かに存在したその系譜を江戸川乱歩、川端康成、中井英夫ら男性作家一五人の作品で編み出すクィア・アンソロジー。
著者等紹介
高原英理[タカハラエイリ]
1959年生まれ。小説家・評論家。1985年第1回幻想文学新人賞受賞、1996年第39回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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