出版社内容情報
小説形式で司法試験問題の解き方を指南。主張・反論・私見で展開の平成25?29年過去問解説、平成30年出題傾向の変化にも対応。“憲法ガール”待望の続編!
小説形式で平成25?29年の司法試験論文式問題の解き方を指南。
出題者意図をよみとるコツ、各論点についての考え方、答案作成のテクニック(当事者の主張・反論の書き方)を
法務省・採点実感等をふまえて解説。
平成30年度のリーガル・オピニオン型の出題形式についても全面的にフォロー。
第0話 天狗面の男―平成28年予備試験―
消極的表現の自由/結社の自由/規制・給付二分論/パブリック・フォーラムの法理/見解差別禁止の法理/政府言論/主題規制
第1話 実験開始―平成25年司法試験その1―
デモ行進の自由/明らかに差し迫った危険の基準/パブリック・フォーラムと附款/集団暴徒化論/付随的規制論
第2話 閉鎖モード―平成25年司法試験その2―
学問の自由/営造物利用者としての学生/研究発表の自由/実社会の政治的社会的活動/見解規制/集会の自由/判断過程統制審査/比例原則/平等原則
第3話 自由の試練その1―平成26年司法試験その1―
狭義の職業選択の自由/薬事法違憲判決第1基準・第2基準/職業の規制類型/段階理論/隠された目的/消極目的・積極目的二分論
第4話 自由の試練その2―平成26年司法試験その2―
職業許可制自体の合憲性/個々の運行許可条件の合憲性
第5話 平等の試練その1―平成27年司法試験その1―
相対的平等/憲法14条1項後段列挙事由/猟官制(スポイルズ・システム)と成績制公務員制度(メリット・システム)
第6話 平等の試練その2―平成27年司法試験その2―
思想・良心の自由の保護態様/表現の自由の「規制」/表現の自由の原理論/消極的斟酌論/見解規制の法理と平等
第7話 最後の試練その1―平成28年司法試験その1―
プライバシー権/プライバシー固有情報/プライバシー外延情報/GPS位置情報/国民の私生活上の自由/前科等の情報/より制限的でない他の選びうる手段/自己決定権
第8話 最後の試練その2―平成28年司法試験その2―
移動の自由/居住・移転の自由/典型的適用事例
第9話 邂 逅―平成29年司法試験その1―
リプロダクションの自己決定権/幸福追求権/外国人の権利享有主体性/出入国システム優位説と基本的人権優位説
第10話 沈 黙―平成29年司法試験その2―
適正手続の保障と行政手続/川崎民商事件/緊急逮捕合憲判決
最終話 逆 襲―平成30年司法試験―
有害図書規制/検閲/明確性の原則/成人の知る自由/青少年の知る自由/パターナリスティックな制約/営業の自由/職業選択の自由
判例一覧
事項索引
大島 義則[オオシマヨシノリ]
著・文・その他
内容説明
小説形式で憲法事例問題の解き方を楽しく学べる。『憲法ガールRemake Edition』(平成18年~24年司法試験問題の解説)とは全く異なるストーリー展開で読者を飽きさせない(VR空間で主人公らがAIと「憲法」対決)。平成25年~平成30年の司法試験問題を素材とする。従来の「当事者の主張・反論・私見型」から「リーガルオピニオン型」へと大きく変化した平成30年の試験問題について徹底的に解説する。出題傾向の変化に応じた憲法事例問題の解き方のポイントを解説。法制執務用語の読み方、法務省採点実感や問題文の「誘導」からくみとれる出題者の意図など、解き方・学修の仕方を具体的に指南する。
目次
天狗面の男 平成28年予備試験
実験開始 平成25年司法試験その1
閉鎖モード 平成25年司法試験その2
自由の試練その1 平成26年司法試験その1
自由の試練その2 平成26年司法試験その2
平等の試練その1 平成27年司法試験その1
平等の試練その2 平成27年司法試験その2
最後の試練その1 平成28年司法試験その1
最後の試練その2 平成28年司法試験その2
邂逅 平成29年司法試験その1
沈黙 平成29年司法試験その2
逆襲 平成30年司法試験
著者等紹介
大島義則[オオシマヨシノリ]
1983年生。慶應義塾大学大学院法務研究科専門職学位課程修了。2009年弁護士登録。現在、弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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