平凡社ライブラリー<br> 内田百〓随筆集

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平凡社ライブラリー
内田百〓随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582769166
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

出版社内容情報

借金、酒、猫、鉄道……。諧謔と機知に満ちた随筆を多数残した百?の珠玉の作品を、阿房列車シリーズに同乗したことで知られる「ヒマラヤ山系」こと平山三郎が精選。

内容説明

酒、猫、鉄道、煙草、借金、そして懐かしい人びと…。ユーモアとペーソスが綾なす随筆を多数残した内田百〓。人気作「おからでシャムパン」「日没閉門」から弟子への哀惜の念あふれる追悼文「アジンコート」、そして知られざる佳作まで、晩年を中心とした珠玉の作品を、不要不急の珍道中「阿房列車」シリーズに同行したことで知られる「ヒマラヤ山系」こと平山三郎が精選。

目次

実益アリ
おからでシャムパン
聯想繊維
我が酒歴
昼はひねもす
白映えの烏城

駅の歩廊の見える窓
ネコロマンチシズム
鬼園雑纂(抄)
カメレオン・ボナパルテ
偶像破壊
アジンコート
ヒマラヤ水系
車窓の稲光り
見ゆる限りは
舞台の幽霊
日没閉門

著者等紹介

内田百〓[ウチダヒャッケン]
1889年、岡山県岡山市生まれ。本名栄造。別号に百鬼園など。東京帝国大学文科大学在学中から夏目漱石の門下に入る。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで教官を務め、ドイツ語を教えた。1922年、創作集『冥途』を初出版。小説・随筆の分野で活躍した。71年歿

平山三郎[ヒラヤマサブロウ]
1917年、東京生まれ。法政大学文学部日本文学科卒。32年、鉄道省東京鉄道局に就職。運輸省誌『大和』、日本国有鉄道誌『國鐵』の編纂に従事。50年から55年頃、内田百〓の阿房列車に同乗。71年より『内田百〓全集』の編集・校訂にあたる。2000年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

75
ドイツ語を教えていた時代の言葉への真摯さ、位牌を鍋で煮ながらも愛弟子の早世を惜しむ姿など、ユーモラスでありながらも人間としての寂寞感が漂うエッセー集。「ネコロマンチズム」は愛猫、ノラヤの失踪が未だに信じられず、ノラヤとの日々を綴ったエッセー、『ノラヤ』が未だに読めないという部分が百閒先生の愛猫への哀しみと愛の深さをしみじみと伝わります。そして布巾で包んで水に晒したおからにレモンを絞ったものとシャンパンとの組み合わせはいずれ、試したい!2021/11/04

たろさ

16
内田百閒は読めば読むほど好きになる。一瞬物凄く捻くれているように勘違いしてしまうがとても素直で真っ直ぐ。解説に室生犀星が『百鬼園随筆』をべた褒めしたとあり「…残念ながら僕等は気障になってこうはあかぬけしたものが書けない」とまで言わしめた。どれもこれも好みなのだが特に「舞台の幽霊」が良い。夢とはいえ突然現れる亡き知人。違和感なく一緒に歩き話す「ケブな晩ですなあ」。夢の中で目覚めたいと思う。心地よい不気味さが堪らない。2021/09/29

まさ☆( ^ω^ )♬

8
「阿房列車」でお馴染みのヒマラヤ山系君こと平山三郎氏により精選された18編の随筆集です。新潮文庫の「百鬼園随筆」に収録されているものと何本か被りがありますが、何度読んでも良いので気になりません。「ネコロマンチシズム」「アジンコート」は何度読んでも切なくなります。ユーモラスな描写の中にも哀愁が漂う珠玉の随筆集。読めば読むほど好きになります。2022/11/06

5
10日間ほど家を空けている間に読んだ。私は旅のお供には必ず百閒先生にご同行を願うことにしている。淡々とした美しい文章の中に隠しきれない優しい人柄が滲み出ていて、飛行機の中、新幹線の中で「好きだ…」となっている。2023/09/27

ウミネコ

4
「阿房列車」でお馴染みのヒマラヤ山系氏編の随筆集ということで購入、昼休みにのんびり読了。まあ、安定の百鬼園随筆です。内田百閒という作家の素晴らしいところは若かりし頃から晩年までほとんど芯がぶれず「百閒先生」であるところだと思う。だから、割と安心してどの書籍も手に取れる。のんびりしたい昼休みの読書には個人的にうってつけ。本書は主に晩年の作品を集めたものとのこと。2022/09/07

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